FXシンプル管理ツールの設定方法

FXシンプル管理ツールを購入して頂いた方向けに、管理ツールの設定方法を紹介していきます。

まだ購入していない人も設定方法を確認することで、より細かい内容を知ることができると思いますので参考にしてください。

FXシンプル管理ツールの説明ページは以下で紹介しています。

> シンプル管理ツール(MT4版)

FXシンプル管理ツールのダウンロード

まずはFXシンプル管理ツールをダウンロードします。

FXシンプル管理ツールの製品内容

FXシンプル管理ツールの製品情報

  • Simple-tool(MT4 1つに対して1つだけEAとして設置)
  • Simple-tool-indicator(除外したいチャートに設置)
  • ご利用マニュアル
  • FXシンプル管理ツールはMT4に1つ設置をすれば、MT4内のすべてのEAに適用されます。

    止めたくないEAがあれば、除外用のインジケーター(Simple-tool-indicator)を止めたくないEAに設置してください。

    本ツールはダウンロード版のため、何か製品が自宅に届くことはありませんのでご注意ください。

    FXシンプル管理ツールのMT4へのインストール

    続いてダウンロードしたシンプル管理ツールをMT4にインストールします。

    ファイル → データフォルダを開く

    MT4左上の「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックします。

     
    MQL4を開く

    「MQL4」をクリックします。

    Simple-toolはExpertsフォルダに入れる

    「Simple-tool」はExpertsのフォルダに入れます。

    Simple-tool-indicatorはIndicatorsフォルダに入れる

    「Simple-tool-indicator」はIndicatorsフォルダに入れましょう。

    MT4の更新または再起動

    ファイルを入れたら、一度MT4を更新または再起動をします。

    更新のやり方はナビゲーターの「エキスパートアドバイザ」より下で「右クリック」→「更新」をクリックします。

    シンプル管理ツールの設定方法

    シンプル管理ツールの設定方法を解説していきます。

    チャートを1つ開いてSimple-toolをEAとして稼働

    1つどれでも良いのでチャートを開いてSimple-toolをEAとして設置します。

    (時間足なども特にそのままで大丈夫です)

    インジケーターはパラメーターの入力設定が必要ですので、各項目について解説します。

    一般設定

    一般設定は3つの設定項目がありますので、それぞれ説明します。

    最大メール回数とサイクル

    エラーになった時のメールの回数と、メールを送るサイクルです。

    各設定(指標停止や損失停止、VIX停止など)でエラーになった場合、最初は5分、その次は最初のエラーから15分後にメールが来ます。

    何度もメールが来ると、メールボックスに大量のメールが来ることがあるので、必要に応じて設定してください。

    停止に失敗した場合には警告メールを送信

    警告メール機能
    停止に失敗した時や指標・VIXの取得エラーになった時もメールが届きます。

    万が一何かの理由で停止に失敗した場合に、警告メールを送信することができます。

    メール送信を希望する人は「ture」のままにして、MT4の「ツール」→「オプション」→「E-メール」からメールアドレスやパスワードなどを設定してください。

    除外マジックナンバー

    マジックナンバーは「停止させたくないEA」のマジックナンバーを設定します。

    設定方法は下記の「除外インジケーターの設定」で紹介します。

    指標停止機能

    停止機能の種類

  • ポジションが無くなったら停止:ポジションが全て無くなったら停止
    (ポジションが無くなるまでは普通に稼働し、ナンピンもする)
  • そのまま停止:ポジションを持ったまま停止
  • すぐに決済:ポジションを全て決済してから停止
  • 指標停止機能は、経済指標の前後でEAを停止する機能です。

    マネーパートナーズ外貨exを元に作られていて、「☆☆☆」と「☆☆」と「☆」の3段階でEAを止めることができます。

    設定画面で止めたい重要度の箇所に国名を入れておけば、EAを停止することができます。

    指標停止機能の例
    ☆☆☆:米、豪、NZ
     ☆☆:豪、NZ
      ☆:豪、NZ

    国名はマネーパートナーズの経済指標ページと同じものにしてください。国名と国名の間は全角コンマ(、)で区切ります。

    アメリカ 日本 ユーロ イギリス
    オーストラリア ニュージーランド カナダ スイス
    NZ スイス

    このように設定をします。(NZは半角大文字 ※全角や小文字だと反映されない)

    指標はアメリカの雇用統計やFOMCで動くことが多いですが、利用する通貨ペアによって判断してください。

    ディスプレイに指標を表示

    指標停止機能の中にある「ディスプレイに指標を表示」をtrueにすると、チャート左下に本日と翌日の停止予定の指標情報が表示されます。

    停止する予定の指標のみ表示され、停止とは関係のない余分な情報は表示されないようになっています。

    指標発表前・後の止める時間

    指標停止機能の「指標発表前・後の止める時間」は分単位で設定が可能です。

    初期値は前:60分、後:60分になっています。

    指標発表の前後を長くとりたい人はそれ以上の時間を設定し、早めに稼働させたい人はもう少し短めに設定しましょう。

    休場停止機能

    休場停止機能は、指標停止のサイトから情報を取得するため、指標停止の中に設定値を記載してあります。

    もし、指定する国が休場の時にEAを止めたい場合は、設定するようにしてください。

    設定方法は、指標停止と同じく、「米、日」などのように記載します。

    休場停止は1日中止まるようになっています。

    損失停止機能

    適用範囲 停止条件 再稼働条件
    その口座のEAすべて 現在の含み損失額(円で指定) 分単位で設定可能

    含み損失停止機能は「未決済の含み損」に対してかかる停止機能です。

    そのEAの含み損失が指定した値になると停止します。

    再稼働の時間を分単位で設定できるので、「そのまま停止」は0分、「すぐに決済」は720分(半日)などの設定も可能です。

    除外インジケーターを入れた除外EAはカウントされないようになっています。

    日付停止機能

    日付指定の方法
    日付指定は “1/1-1/5,12/23-12/31” など、「月/日」で設定をして、範囲指定は「月/日-月/日」で設定し、複数設定は半角コンマで区切ってください。

    日付停止機能は年末年始や連休など、複数の日数を停止するための機能で、止めると1日(0:00~23:59)が止まります。

    日付指定は、1つの欄に-(半角ハイフン)と,(半角コンマ)を使って複数設定が可能です。

    取引の少ないGW前後や8月、クリスマスから年末年始にかけては停止するようにしましょう。

    時間停止機能

    0 1 2 3 4 5 6

    毎日(月~金)の場合は、”1,2,3,4,5″ もしくは “空白” で時間設定が可能です

    時間停止機能は、曜日と時間を設定することができ、指定の曜日、時間でEAを止めることができます。

    ナンピンの場合「スプレッドの広い毎朝0時~1時は停止」などの制限を掛けることができます。

    他のタイプのEAを使っている人は「金曜日の夜にポジションを決済して土日は持ち越さないようにする」などの制御を行なうことができます。

    時間停止機能は、お使いのMT4の時間に合わせて設定してください。

    VIX停止機能

    VIX停止機能はナンピンEAではあまり利用しないかもしれませんが、VIXが急激に上がるタイミングで、相場が大きく変わることがあります。

    VIXは、その時々によって相対的に判断する必要があります。

    「止めたいVIX値」「止めたいVIX上昇値」のどちらかに該当するとEAが止まるようになっています。

    ※片方だけ適用させたい時は、使わない方のVIX値や上昇値を大きな数値に設定してください

    止めたいVIX値

    EAを止めたいVIX値を設定しますが、世界情勢が安定している時はVIXを20~23程度で設定することが多いです。

    経済不況や戦争時はVIXが高まるので、その時々のVIXによって判断するようにしてください。

    止めたいVIX上昇値(前日比)

    止めたいVIX上昇値(前日比)は、前日終値と比較してVIXがいくつ上がったらEAを停止するか設定することができます。

    上昇値はVIXの値で入力するので、前日終値が18、現在値が20であれば、値は”2″となります。

    ※変動率(パーセント)ではないので注意してください。

    停止を解除するVIX下落値(前日比)

    前日と比べてVIXが下がった時に、停止解除する(再稼働する)機能です。

    “0.5”と設定すれば、「0.5下がった時にEAが稼働する」という設定になっています。

    「VIXがどれだけ下がったら安全か?」はあまり情報がないと思うので、ご自身で判断頂ければと思います。

    除外インジケーターの設定

    停止させたくないEAは、マジックナンバーの設定と「除外インジケーター」の設置が必要になります。

    2つの設定が上手くできていないと、上手く動かないため注意してください。

    除外するマジックナンバーの設定

    まずはシンプル管理ツールのマジックナンバーに停止させたくないEAのマジックナンバーを設定します。

    複数ある場合は、半角コンマで区切ってください。

    除外インジケーターを設置する

    停止させたくないEAに除外インジケーターを設置します。

    設置するだけでOKで、特に設定は必要ありません。

    設定時の注意点

    シンプル管理ツール設定時の注意点です。

    必ずデモ口座で動作確認をすること

    シンプル管理ツールを導入する時は、必ずデモ口座で動作確認をしてください。

    使用環境により不具合が起きる可能性もゼロではないですし、「操作ミス」や「理解が違った」という理由で誤って損失が出る可能性もあります。

    使用する機能は一通り、動作確認をしてからリアル口座で運用するようにしてください。

    成績保証や損害に対する補償は無いので注意

    シンプル管理ツールは日々のナンピン管理を手動ではなく自動で行なうための管理ツールとなります。

    当ツールは成績保証や損害に対する補償はありませんので、ご自身の責任で運用して頂くようにお願い致します。

    よくある質問

    経済指標が表示される日は本日と翌日のみ

    チャート上に表示されている経済指標はいつの指標になりますか?

    本日と翌日の停止する指標のみ表示しています。

    チャートに表示されている経済指標は本日と翌日の停止予定の指標のみ表示しています。

    金曜日の場合は「金曜日と土曜日」の指標が表示されているので、注意してください。

    時間停止機能はMT4時間

    時間停止機能はMT4時間ですか?日本時間ですか?

    時間停止機能はMT4時間で設定してください。

    時間停止機能の基準はお使いのMT4の時間が基準になります。

    MT4の時間に合わせて設定するようにしてください。

    (MT4の時間は「気配値表示」の箇所に表示されています)

    夏時間・冬時間の切替について

    夏時間・冬時間は何か設定する必要はありますか?

    通常は夏時間は冬時間よりも1時間ずれるのでtrueのままで大丈夫です。夏冬調整がなく夏時間はMT4の時間が1時間遅れる業者はfalseにしてください。

    夏時間・冬時間の切替えは、切り替え時に1時間ずれが生じるため、金曜日に指標停止して土日になった場合、再稼働の時間がずれるのを調整する機能です。

    通常は、夏時間は冬時間よりもGMTが1時間ずれるため、trueのままで大丈夫です。

    もし夏時間と冬時間が同じ業者の場合(ExnessやLANDFX)は、falseにしておいてください。

    米国・欧州基準時間について

    米国・欧州基準時間は何か設定する必要はありますか?

    FXやゴールドは基本的に米国基準となりますが、一部のCFD商品は欧州時間となります。

    FXやゴールドなど、主要な通貨ペアは米国基準ですので、初期値のままで大丈夫です。

    一部のCFD商品で欧州時間を採用しているため、必要があれば調整するようにしてください。

    (米)雇用統計への対策について

    毎月第一金曜日の(米)雇用統計に対してはどうやって対策すれば良いですか?

    土日スキップ機能を追加したので”指標後の停止を土日スキップさせる”をtrueにしてください。

    毎月第一金曜日の21:30(日本時間)に開かれる(米)雇用統計があり、翌週月曜日も相場に影響する可能性が大きいです。

    機能を追加したので、”指標後の停止を土日スキップさせる”をtrueにすることで、月曜日までEAを停止することができます。

    (初期設定はtrueになっているので、何もしなければ自動的に土日はスキップされます)

    以上がシンプル管理ツールの設定方法となります。