海外FX業者の訪問レポート!本拠地とライセンス先の現地調査

海外fx 訪問レポート

ゲムゲム

海外FX業者の世界中の本拠地とライセンス先の現地調査をしました!

世界中に住んでいる日本人の協力を得て、海外FX業者の本拠地と金融ライセンス先を現地調査しました。

業者の拠点はどうなっているのか?ライセンス先に会社はあるのか?など疑問に思った人も多いと思います。

特にライセンス先は日本人がほとんどいない国もあり、別の国から行って頂いたりなど苦労を重ねたレポートとなります。

   このページの目次

海外FX業者の本拠地と金融ライセンス先は違うことが多い

まず基本的に、海外FX業者の金融ライセンス先と本拠地(メインの活動場所)は違うことが多いです。

金融ライセンス先は、会社の登記やライセンスを取得・維持するための管理会社になっていることが多いです。

金融ライセンスはあくまで「日本での運営の法的な建前」になっていることが多く、ライセンス先に実体が無いことがほとんどです。

本拠地はキプロス、アジア拠点は東南アジアにあることも多い

海外FX業者のライセンスは、日本に対してはマイナーライセンス、親会社はメジャーなライセンスを取得する2段構造になっていることが多いです。

イギリスFCAやキプロスCySEC、オーストラリアASICは日本への営業を禁止されているため、親会社でメジャーなライセンスを取得し、子会社でマイナーライセンスを取得して日本への運営をしています。

海外FX業者はキプロスに本拠地を置くことが多く、日本に対してはアジア拠点を置くなどして運営している会社が多いです。

アジア拠点などは情報が公開されていないので、今回は主に本拠地とライセンス先について紹介します。

金融ライセンス先はオフショア国

金融ライセンスは基本的にオフショア国で取得することが多いです。

オフショアとは「自分の国から離れた地域」を意味し、その国ではなく海外に向けた営業を行なうことを言います。

オフショア国を利用する理由は上でも紹介した「メジャーなライセンスでは日本への営業ができない」ことです。

マイナーな国で営業許可を取り、契約書に「その国の法律に準拠する」旨を記載すれば、その国の法律が適用されるようになっているので、その仕組みを利用して日本への運営をおこなっています。

ブラックリスト国について

オフショア国の中には「租税ブラックリスト国」と呼ばれる国があり、毎年、欧州理事会とFATFが公表しています。

ブラックリスト国とは租税回避のために匿名性を確保している国のことで、現地に行くことなくペーパーカンパニーを作ることが可能です。

そのようなブラックリスト国で金融ライセンスを取得すると、EU圏での銀行送金が拒否されることがあり、一般的に出金に弱くなることが多いです。

大手の海外FX業者はブラックリスト国ではなくホワイトなオフショア国で金融ライセンスを取り、現地に事務所を置いたり、代行してくれる管理会社に依頼するなどしています。

逆に中小の業者などは、ブラックリスト国のペーパーカンパニーで簡単に済ませることもあります。

どのライセンスを取得しているかは、安全性を判断するための材料になりますが、一概にライセンスのみでは判断できないことが多いので、参考程度にしましょう。

セントビンセントは金融ライセンスではなく法人登記のみ

参照:St Vincent & The Grenadines FSA

多くの業者が取得しているセントビンセントおよびグレナディーン諸島ですが、コチラは法人登記をするだけで海外への営業ができる状態になっています。

ですので、正しくは金融ライセンスの取得ではなく法人登記のみとなります。

ほとんどの業者が金融ライセンスを取得しているかのように言っていますが、セントビンセントの金融庁にはリストも載っていないので注意しましょう。

(ただし、検索フォームで会社検索することは可能です)

セントビンセントはペーパーカンパニーの典型で、現地に行くことなく会社を作ることができる代表例です。

HFMやAxiなどの大手も使っていますが、ちょっと怪しい会社や詐欺会社が使っていることが多いです。

セントビンセントの法人設立は40万円ほど、銀行やHP作成などのサポートなどを含めると90万円ほどで設立可能です。

セントビンセント・グレナディーン法人設立

セントビンセントでは外国為替の仲介活動は認められていない

セントビンセントの金融庁のホームページを見ると、このような注意書きがあり、外国為替の仲介活動は認められていないことが記載されています。

その下を見ると、「適切な法律が制定されるまでは」との記載もあるので、法律上は制限されていないようです。

つまり、法の抜け穴を使って、セントビンセントで法人登記をしていることになるので、セントビンセントに登記している会社には注意が必要です。

ライセンス先は管理会社のみで実体が無いことが多い

ほとんどのライセンス先の住所は、海外FX業者が入っていることがほとんどなく、管理会社と呼ばれる金融ライセンスの手続きや登記などを請け負っている会社になっていることが多かったです。

セーシェルのXMやベリーズのAxiory、バヌアツのTitanFXなど、ライセンス先が拠点になっている会社もありましたが、ほとんどはライセンス先の住所が管理会社のみで、業者の看板もありませんでした。

ですので、知名度の低い業者を使おうと思っている時は、ライセンス先だけでなく、実際の本拠地がどこにあるのか、確認するのがおすすめです。

XM

XMはライセンス先のセーシェルとモーリシャスを調査しました。

金融ライセンス1. セーシェル

エデンプラザの入り口

セーシェルのライセンス先は、エデンプラザというショッピングモールの中に入っています。

他の海外FX業者も、セーシェルはほとんどがエデンプラザ内にあります。

XMの会社名:TRADEXFIN LIMITED

エデンプラザの2階に、会社がたくさん集まった箇所があり、そこにXMの会社名「TRADEXFIN LIMITED」がありました。

同じ階にIC Marketsなども入っていたり、海外FXの管理会社であるVISTRAなども入っています。

実際にXMに会った時も「セーシェルにも従業員が働いている」との情報があったので、実際に働いているものと思われます。

金融ライセンス2.モーリシャス

モーリシャスのライセンス先は、とてもキレイな新しいビルの中にXMが入っています。

まだ新しいビルで、中国人が東南アジア人たちを連れてきて作られたビルらしいです。

入口もおしゃれでキレイです。

左側の下から3番目がAMI CROP

管理会社はAMI CORPという会社で、その名前で案内板も書かれています。

モーリシャスのライセンスでは7階で登録されていますが、実際には6階に入っているようです。

GEMFOREX

GEMFOREXはベトナムのサポートセンターの本拠地とセントビンセント、セーシェル、モーリシャスのラインセンス先を調査しました。

日本向けのGemtrade LLCとしてセントビンセントおよびグレナディーン諸島の登記があり、親会社のGemtrade Co., Ltdとしてセーシェルとモーリシャスの登録があります。

GEMFOREXは基本的に日本向けのサービスがメインですが、親会社として日本以外への運営にも力を入れていこうと思っているかもしれません。

ベトナムサポートセンターの住所はGEMFOREXが無い

GEMFOREXが入っているとされているABタワー

GEMFOREXのベトナムホーチミンにあるとされていたサポートセンター(A&B; Tower, 76 Le Lai Street, Ben Thanh Ward, Dist. 1, Ho Chi Minh City, Vietnam)を調査しました。

ABタワーの入り口

1階の案内板

1階にあるテナント案内板を見ましたが、GEMFOREXやGEMTRADEの名前は確認できませんでした。

受付の方に聞いてみましたが「5年以上働いているが、GEMFOREXやGEMTRADEという会社は一度も入ったことが無い」とのことです。

GEMFOREXの公式サイトでもベトナムサポートセンターの紹介記事は削除されているので、サポートセンターは元から無かったのではないかと推測しています。

他の大手FX業者の名前も無かったので、ホワイトラベルの可能性も低そうです。

金融ライセンスはセントビンセント(法人登記のみ)既に除名済

GEMFOREXのライセンス先であるセントビンセントおよびグレナディーン諸島の登記先住所も調査しました。

住所は「Suite 305, Griffith Corporate Centre, Beachmont, Kingstown, St.Vincent and the Grenadines」です。

ちなみに、HFM(Hotforex)やAxiと同じ住所になり、同じ管理会社を使っているようです。

Griffith Corporate Centreの外観

GEMFOREXの登記先のGriffith Corporate Centre

Griffith Corporate CentreはGEMFOREXという看板などは無く、登記先の管理会社があるだけでした。

コチラのGriffith Corporate Centreは苦情がたくさん入っているようです。

・Griffith Corporate Centre305号室の誤用/乱用

Griffith Corporate Centre(右側)と穴だらけの舗装

Griffith Corporate Centreの人から話を伺うと、GEMFOREXは既に除名済との情報でした。

検索フォームで調べるとGEMFOREXの名前は無い

後日、セントビンセントで調査してくれた人から、金融庁での検索方法を教えてもらいました。

FSA ENTITY NAME SEARCH

コチラの検索フォームで”gemtrade”や”gemforex”で検索しても、GEMFOREXは出てきませんでした。

先日Griffith Corporate Centreの人から聞いた通り、既に除名になっているようです。

親会社のライセンスはセーシェルとモーリシャス

親会社のGemtrade Co., Ltdはセーシェルとモーリシャスに金融ライセンスを持っています。

セーシェル

参照:FSA GEMFOREX LIMITED

セーシェルの登記先(Vistra Corporate Services Centre, Suite 23, 1st Floor, Eden Plaza, Eden Island, Mahe, Republic of Seychelles)を調査しました。

GEMTRADE LIMITEDという名前でセーシェル金融庁の登録がありますが、実際に行ったところ、VISTRAという管理会社がありました。

登記先はショッピングセンターのテナント

エデンプラザの入り口

エデンプラザというショッピングセンター内に、GEMFOREXの管理会社がありました。

セーシェルで登記をしている海外FX業者は、ほとんどがエデンプラザに入っています。

管理会社VISTRA

エデンプラザの2階のテナントにVISTRAという管理会社がありました。

コチラがGEMFOREXの登記先となり、VISTRAが登記場所の提供やライセンスの取得などを代行していると思われます。

すぐ近くにXMやExness、IC Marketsもテナントとして入っていました。

左側はSTAR CASINO、右側はIC Marketsがテナント

同じVISTRAにBigBossも入っているので、BigBossとGEMFOREXは同じ住所ということになります。

(GEMFOREXとBigBossは関係性は無いと思われます)

ちなみにVISTAは英領バージン諸島にもあり、そこにはiFOREXが入っています。

モーリシャス

モーリシャスの管理会社:IQEQ

モーリシャスのライセンス先に行ってみると、IQEQという企業管理サービスを提供している会社がありました。

コチラが登記や金融ライセンスの取得代行をしている管理会社だと思われます。

コチラは非常に大きな形の変わった建物でした。

IQEQは1階もしくは1~2階だけだと思われ、それより上はオフィスもしくは住宅用だと思われます。

モーリシャスの首都北側の風景

モーリシャスは人口が126万人とかなり多く、東京都くらいの面積の国です。

洗練された新しいビルがある一方、首都の北側の古い町は人や車がいっぱいで、古い町並みも残っている島国のようです。

GEMFOREXは実体調査兼ねて、以下のページで現地レポートを紹介しています。

GEMFOREXの現地調査レポート!本拠地とライセンス先の実体

Exness

Exnessは本拠地のキプロスとライセンス先のセーシェルを調査しました。

本拠地はキプロスで目立つ建物

キプロスにあるExnessは非常にきれいなビルと大きなロゴで、周辺からもすぐに分かりました。

広い敷地と大きなヤシの木が特徴的です。

PortoBellaの入り口と案内板

ビルは別の名前が付いていて、全てがExnessという訳ではなさそうです。

ただ、1階の一部と2階~4階のほとんどがExnessとなっているので、相当数の従業員がいると思われます。

キプロスにはExnessの営業車が800台

Exnessの営業車

Exnessは営業車のミニクーパーが800台もあり、リマソルの街中を走り回っているそうです。

ロゴが印象的な車です。

金融ライセンスはセーシェル

Exnessの入っているWater Side

Exnessの金融ライセンス先はセーシェルにあります。

現地を調査してみると、コチラのWater Sideという名前の建物の中にExnessが入っていました。

Exnessのテナントの入り口

中に入ってみると、1つのテナントにExnessが入っているようで、ロゴが貼り付けてありました。

コチラのWater SideはXMやIC Marketsが入っているエデンプラザのすぐ隣りにあり、この周辺に海外FX業者のセーシェル拠点が多くあるようです。

セーシェルは人口が10万人ほどで、面積は455㎢(一番小さな香川県の4分の1)ほどの小さな島国です。

Axiory

Axioryはライセンス先のベリーズと、グループ会社のキプロスを調査しました。

本拠地はチェコにあるようですが、詳細は分かりませんでした。

また、キプロスの方は看板もなく、一軒家を借りているようで、ただの家だったので割愛します。

金融ライセンスはベリーズ

ベリーズにあるAxioryの建物(左側にAxioryの看板)

Axioryの金融ライセンスはベリーズとなり、登録の住所に行ってみると、Axioryの看板が出ている建物がありました。

実際のオフィスもベリーズにあり、ベリーズでの活動がメインになっているようです。

Axioryは別ブランドでPurple Tradingがありますが、コチラはキプロスのライセンスを使って活動しているようです。

Axioryの建物1階にあるワインバー

ベリーズは東側にカリブ海があり、とても気候が良さそうな場所ですが、首都であるベリーズシティーは治安が良くないそうです。

ベリーズに行くときにはご注意を。

TitanFX

TitanFXはバヌアツのライセンス先を調査しました。

オーストラリアでの活動もあるようですが、レンタルオフィスなどを使っているようで、しっかりと登記された拠点は無さそうです。

金融ライセンスはバヌアツで本拠地もバヌアツ

TitanFXが入っている建物

バヌアツのライセンス住所に行ってみると、yumiworkというビルにTitanFXのロゴが掲げられていました。

ビル横の路地にもTitanFXの標識があります。

1階案内板と階段

ビルの中に入ってみると、2階は全てTitanFXになっているようです。

おそらく、それなりの人数の従業員が働いていると思われます。

2階のTitanFXのロゴとTradeNextのロゴ

2階まで階段で上がってみると、入り口手前にTitanFXのロゴがネオンで掲げられていました。

右側のロゴはTradeNextという別会社ですが、公式サイトで公開されているスプレッドがTitanFXと同じになるので、関連会社だと思われます。

FXGT

FXGTはキプロスの本拠地とライセンス先のセーシェルを調査しました。

本拠地はキプロスのパフォス

FXGTの本拠地はキプロスにあり、金融ライセンスの登録先はパフォスというキプロス西部にある街にあります。

リマソルという街にもFXGTの拠点があり、リマソルの方がメインの活動場所になっているようです。

ビルに入ってみると、登録されているTEC Internationalの案内板がありました。

キプロスのリマソルにも拠点あり

キプロスのリマソルにもFXGTの拠点があり、コチラがメインの拠点になっていると思われます。

建物右側に「GT」のロゴが掲げられています。

成績の優秀なIBなどは、コチラの建物に招待されています。

FXGTはCryptoGTという仮想通貨の取引所もあるので、GT GROUPとなっているようです。

金融ライセンスはセーシェル

FXGTが入っているKingsgate House

FXGTのライセンス先であるセーシェルに調査してみると、XMやIC Marketsなどとは違う場所に登記がありました。

コチラのKINGSGATE HOUSEという建物の中にFXGTがあります。

FXGTの会社名360 Degrees Markets Ltd

中に入ってみると、FXGTの会社名である360 Degrees Marketsの表示がある部屋がありました。

中の大きさが分からないので、実体は不明ですが、コチラで従業員がいると思われます。

FXGTの建物の周辺景色

セーシェルはモーリシャスよりもかなり人口が少ない島国で、人や車の数も少なめでした。

ただ、物価はセーシェルの方が高いようで、モーリシャスよりもお金持ちの人が多いらしいです。

ThreeTrader

ThreeTraderはTMGM(TradeMax)というオーストラリアの大手FX会社の関連会社になります。

ThreeTrader専用の拠点は無さそうで、TMGMのオフィスの中にThreeTrader専用ブースがあるようです。

本拠地はオーストラリアのTMGM内

TMGMの外観

ThreeTraderの本拠地はオーストラリアにあるTMGMの中にあるようです。

コチラはシドニーのTMGMのビルの外観です。

1階案内板 TMGMは28階

TMGMはビルの28階にあります。

TMGMの1階ロビー

28階に上がることはできませんでしたが、このビルには多くの大手会社が入ってるようです。

金融ライセンスはバヌアツ

ThreeTraderの金融ライセンスはバヌアツで取得しています。

ライセンスの登録先の住所に行ってみると、TitanFXと同じ建物になりました。

コチラには様々なFX会社が入っているようです。

建物の案内板にはThreeTraderの名前は無し

1階に案内板がありましたが、ThreeTraderの名前はありませんでした。

バヌアツは登録のみで、実体は無いかと思われます。

Tradeview

Tradeviewはケイマン諸島にライセンスを持ち、本拠地はアメリカのニューヨークとの情報です。

グループ会社として、ペルーやマレーシアのラブアン島にも拠点があります。

本拠地はNYのマンハッタン

Tradeviewの本拠地はニューヨークのマンハッタンとなります。

詳細の住所を入手できなかったので、写真を撮ることができませんでした。

金融ライセンスはケイマン諸島

金融ライセンス先であるHarbour Place

Tradeviewのライセンス先はケイマン諸島ですが、登録されている住所に行ってみると、Harbour Placeというショッピングセンターになりました。

コチラの4階に海外企業の登記代行の弁護士事務所がフロア全体を貸し切っていて、弁護士事務所が管理会社になっているようです。

管理会社の周辺に、Tradeviewのロゴなども掲げてありませんでした。

ケイマン諸島の街並み

ケイマン諸島はカリブ海の中でも屈指のリゾート先となり、アメリカからのアクセスも良いため、非常に多くの建物や人がいます。

イメージとしてはハワイを考えて頂ければ良いと思います。

近くのライセンス先である英領バージン諸島やセントビンセントおよびグレナディーン諸島よりも活気のある島国です。

iFOREX

iFOREXは本拠地のギリシャとライセンス先の英領バージン諸島を調査しました。

本拠地はギリシャのアテネ

iFOREXの本拠地はギリシャのアテネにあります。

iFOREXで口座開設をしている人は、一度はアテネからの着信があったと思いますが、コチラから電話をかけていると思われます。

ビルの1階は寿司バーになっていて、iFOREXの看板は外にはありませんでした。

中には入ることができませんでしたが、iFOREXの会社名「FOMULA INVESTMENT」の名前が確認できました。

2つ名前が書いてあるので、2部屋もしくは2フロアiFOREXが入っていると思われます。

金融ライセンスは英領バージン諸島

iFOREXの金融ライセンスは英領バージン諸島となり、コチラの建物がライセンス先となります。

住所を調べるとVISTRAという管理会社が入っています。

建物の裏側にはVISTRAの会社名

建物の裏側にVISTRAという名前が確認できました。

VISTRAはセーシェルにもある管理会社で、セーシェルはGEMFOREXやBigBossがVISTRAを使っています。

おそらく実体は無く、登記やライセンス取得をVISTRAに依頼していると思われます。

英領バージン諸島の街並み

英領バージン諸島は人口3万人、面積は日本で一番小さな香川県の12分の1しかない小さな島国ですが、物価が非常に高いです。

近くのケイマン諸島やセントビンセントと比べても、非常に高かったです。

HFM

HFMは本拠地のキプロスと金融ライセンス先のセントビンセントおよびグレナディーン諸島を調査しました。

本拠地はキプロスのラルナカ

HFMの本拠地はキプロスのラルナカという街にあり、このように変わった形のビルにHFMの看板が出ています。

HFMはこのビルの10階にありました。

金融ライセンスはセントビンセント(法人登記のみ)

金融ライセンス先のセントビンセントおよびグレナディーン諸島に行ってみると、緑色のGriffith Corporate Centreという管理会社がありました。

コチラはGEMFOREXも使っている管理会社で、HFMの看板などは掲げてありませんでした。

コチラのGriffith Corporate Centreは多くの企業の登記先となっており、苦情がたくさん入っているようです。

・Griffith Corporate Centre305号室の誤用/乱用

郵便局の私書箱

HFMの公式サイトで住所を見てみるとP.O.Boxと書いてありますが、これは私書箱のことで、私書箱はGriffith Corporate Centreではなく郵便局で管理されています。

IC Markets

IC Marketsは本拠地のオーストラリアとキプロス、ライセンス先のセーシェルを調査しました。

本拠地はオーストラリア

IC Marketsのビルの外観

IC Marketsの本拠地はオーストラリアのシドニーにあります。

IC Marketsの入っているビルの外観です。かなり大きなビルでした。

1階案内板 IC Marketsは4階

ビル内部の1階案内板です。IC Marketsは4階に入っています。

4階のIC Marksts受付

4階に上がるとIC Marketsの受付がありました。

キプロスにも拠点あり

IC Marketsの入っているビル

IC Marketsはキプロスにも拠点があり、ユーロ圏に向けての営業をおこなっているようです。

IC Marketsの看板があります。

 

IC Marketsではありませんが、コチラのビルに入っているFX会社が金銭トラブルで事件があり、調査時はかなりセキュリティーが厳しい状態になっていました。

金融ライセンスはセーシェル

エデンプラザの入り口

セーシェルの金融ライセンスは、他の業者と同じくエデンプラザにありました。

IC Marketsのテナント

エデンプラザの2階にはIC Marketsがあり、同じフロアにXMや管理会社のVISTRAなども入っています。

Axi

Axiは本拠地のオーストラリアと金融ライセンス先のセントビンセントおよびグレナディーン諸島を調査しました。

本拠地はオーストラリアのシドニー

シドニーにあるAxiのビル外観

Axiの本拠地はオーストラリアのシドニーにあります。

コチラのビルの13階にAxiが入っていました。

(手前は低層階のビルで、奥に見えるのが高層階のビルとなります)

ビルの内観

ビルの内観はとてもキレイで、ワークスペースなどもありました。

13階がAxi

1階に置いてある案内板です。13階にAxiが入っています。

13階の写真

13階のエレベーターを降りたところの写真です。

コチラにAxiのオフィスがありました。

中はとても広そうで、かなりの従業員が働いていると思われます。

金融ライセンスはセントビンセント(法人登記のみ)

金融ライセンス先のセントビンセントおよびグレナディーン諸島に行ってみると、緑色のGriffith Corporate Centreという管理会社がありました。

コチラはGEMFOREXも使っている管理会社で、Axiの看板などは掲げてありませんでした。

コチラのGriffith Corporate Centreは多くの企業の登記先となっており、苦情がたくさん入っているようです。

・Griffith Corporate Centre305号室の誤用/乱用

郵便局の私書箱

Axiの公式サイトで住所を見てみるとP.O.Boxと書いてありますが、これは私書箱のことで、私書箱はGriffith Corporate Centreではなく郵便局で管理されています。

Vantage

Vantageはオーストラリアの本拠地とライセンス先のバヌアツを調査しました。

本拠地はオーストラリア

Vantageのビル外観

Vantageのオーストラリアにある本拠地を現地調査しました。

コチラはVantageの入っているビルの外観です。

1階案内板 Vantageは12階

1階の案内板を見ると、Vantageは12階に入っています。

12階のVantageno入口からの写真

12階のVantageが入っているテナントの入り口の写真です。

金融ライセンスはバヌアツ

バヌアツのライセンス先住所に行ってみると、iCOUNTという管理会社がありました。

コチラでVantageの登記やライセンス取得などが代行されているようです。

建物全体的を見ましたが、Vantageのロゴ等は見当たりませんでした。

実体は無いものと見られ、登記だけしていると思われます。

easyMarkets

easyMarketsは本拠地のキプロスとライセンス先の英領バージン諸島を調査しました。

本拠地はキプロスのリマソル

easyMakretsの建物の外観

easyMarketsの本拠地はキプロスのリマソルにあり、ZOVOSグループ(リマソルで有名なディベロッパー)の入っているビルにありました。

入口手間の案内板

入口手間にはeasyMakretsが3階に入っていることが確認できました。

入口はロックが掛かっていて、厳重な作りになっていました。

金融ライセンスは英領バージン諸島

easyMakretsの金融ライセンスは英領バージン諸島にあり、登記先の住所に行ってみると、コチラの建物に辿り着きました。

SHRMという会社を調べてみると、コチラも金融に関わる管理会社で、ニュージーランドや香港などでもサービスを展開しているようです。

建物の外観にはeasyMakretsのロゴなどは無かったので、実体は無く、登記だけがしてると思われます。

TradersTrust

TradersTrustは本拠地のキプロスを調査しました。

ライセンスはバミューダにありますが、あまりに遠いため、今のところ調査はしていません。

本拠地はキプロスのリマソル

TradersTrustの本拠地はキプロスのリマソルにあります。

ビルのテナントとして入っていますが、建物の一番上にロゴが掲げられています。

入口にはロックが掛かっていたので、入ることができませんでした。

金融ライセンスはバミューダ共和国

ライセンス先のバミューダ共和国はアメリカ大陸の東側にあり、あまりにも遠いため、今回は調査は見送りました。

もし今後必要があれば、調査したいと思います。

MiltonMarkets

MiltonMarketsは本拠地のキプロスと金融ライセンス先のセントビンセントおよびグレナディーン諸島を調査しました。

本拠地はキプロスのニコシア

MiltonMarketsの本拠地はキプロスのニコシアという街にあります。

ニコシアはキプロスの首都で、南キプロス側にあります。

キプロスのニコシアには、MFSC Holdings LimitedとHoliway Investmentsの2つの会社があり、今回はHoliway Investmentsの写真となります。

MFSC Holdings Limitedの方はオフィスとして使われていないようなので、撮影はしませんでした。

金融ライセンスはセントビンセント(法人登記のみ)

First St Vincent Bankの正面

MiltonMarketsの金融ライセンスはセントビンセントおよびグレナディーン諸島にあり、コチラも調査しました。

住所に行くと、First St Vincent Bankという古い建物があり、コチラで登記されているようです。

MiltonMarketsの看板は無く、実体もありませんでした。

同じ住所で、BigBossや詐欺会社のHAST FOREXなどが登記されています。

First St Vincent Bankの裏側

ビルの裏側の写真です。

2階、3階はテナントになっていますが、建物の内部を含めてMiltonMarketsはありませんでした。

BigBoss

BigBossは金融ライセンス先のセントビンセントおよびグレナディーン諸島を調査しました。

本拠地はニュージーランドにあると言われていますが、確定的な住所が分からず、複数のサイトに記載のある住所地を調べてみましたが、BigBossは見つかりませんでした。

親会社はセーシェルに置くも金融ライセンスは無し

BigBossはセーシェルにも親会社として入っていますが、セーシェルの金融ライセンスを調べてみると、BigBossの名前がありませんでした。

もしかすると、別の名前で登録がある可能性もありますが、セーシェルには会社の登記があっても、ライセンスは未保持かもしれません。

会社はVISTRAが管理会社で入っている

管理会社VISTRA

セーシェルの登記先住所に行ってみると、VISTRAという管理会社がありました。

コチラは海外FX業者の管理会社で、会社の登記やライセンスの取得などを代行している会社です。

VISTAはGEMFOREXも使っているので、セーシェルのGEMFOREXとBigBossは同じ住所になります。

金融ライセンスはセントビンセント(法人登記のみ)

First St Vincent Bankの正面

BigBossの金融ライセンスはセントビンセントおよびグレナディーン諸島にあり、コチラも調査しました。

住所に行くと、First St Vincent Bankという古い建物があり、コチラで登記されているようです。

BigBossの看板は無く、実体もありませんでした。

同じ住所で、MiltonMarketsや詐欺会社のHAST FOREXなどが登記されています。

First St Vincent Bankの裏側

ビルの裏側の写真です。

2階、3階はテナントになっていますが、建物の内部を含めてBigBossはありませんでした。

MetaQuotes社

海外FX業者ではありませんが、キプロスにMetaQuotes社があるので、あわせて調査しました。

MetaQuotes社は新しいビルを作ったようですので、古いビルとあわせて確認しています。

新ビル

MetaQuotes社の新しいビルは、とても洗練されたオシャレな外装でした。

1階の入り口の写真です。

まだ完成されたばかりで人がいないのか、受付の人はいませんでした。

入口もまだMetaQuotes社の看板も無い状態でした。

旧ビル

MetaQuotes社の旧ビルの写真です。

まとめ

ゲムゲム

金融ライセンスの国はマイナーなので行く機会も少ないと思います。頑張って調査しましたので、ぜひ参考にしてください。

海外FX業者の本拠地と日本向けのライセンス先を調査しました。

金融ライセンス先は実際にオフィスが無く、管理会社があるだけのFX業者が多かったです。

キプロスなどの本拠地では日本への営業ができないので、バックオフィスのみ置いてあったり、CDNなどを使ってこっそり運営しているところが多いとの情報でした。

アジア拠点などは情報が公開されていないので分かりませんでしたが、また機会があれば調査してみようと思います。

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