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ぜひEAを使うかどうかの参考にしてください。
GogoJungleの有料EA「オセアニアブラザーズ」をTDS(Tick Data Suite)を使ってバックテストを行ったので、結果を紹介して行きます。
実際のトレードと近くなるように、変動スプレッド、スリッページ機能を付け、スプレッドも平均的なスプレッドになるように補正しています。
オセアニアブラザーズはAUDNZD専用のリピート系EAですが、成績はどうなのでしょうか。
当サイトでバックテストを行なった結果がコチラです。
更新日2023年3月31日
過去16年 2007.1~2023.3 |
リリース後 2020.9~2023.3 |
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収益 | +1,307,642円 | +130,928円 |
収益率 | +130.7% | +13.0% |
勝率 | 95.77% | 94.13% |
PF | 5.10 | 8.61 |
最大ドローダウン | 1,388,091円(93.71%) | 156,196円(14.70%) |
リスクリターン率 | 0.94 | 0.84 |
平均利益 | 240円 | 192円 |
最大利益 | 363円 | 358円 |
平均損失 | -1,071円 | -359円 |
最大損失 | -7,505円 | -1,210円 |
※単利、0.01ロット運用、証拠金100万円で検証しました。
なお、証拠金50万円で検証したところ、過去16年はロスカットとなりましたので、証拠金100万円にあげて検証しています。
長期バックテストは利益が出ていますが、リリースしてからマイナスの結果となりました。
では、 オセアニアブラザーズを詳しく見て行きましょう。
このページの目次
オセアニアブラザーズの特徴
取引タイプ | 通貨ペア | 時間足 |
---|---|---|
リピート系 | AUDNZD | 1M |
最大ポジション | リリース日 | 価格 |
43 | 2020年9月28日 | 29,800円 |
オセアニアブラザーズはAUDNZD専用で、保有ポジションは43とあります。(変更可能)
豪ドル/NZドルの回帰性を頼みに稼働するリピート系EAということですが、公開成績はどうでしょうか。
GogoJungleでの公開成績
収益 | +738,245円 | 収益率(全期間) | +28.13% |
---|---|---|---|
プロフィットファクター | 5.71 | 勝率 | 99.62%(793/796) |
初期ロット数 | 0.07ロット | 最大保有ポジション数 | 15 |
リスクリターン率 | 0.83 | 最大ドローダウン | 28.01% (892,959円) |
平均利益 | 1,277円 | 最大利益 | 4,727円 |
平均損失 | -59,183円 | 最大損失 | -59,229円 |
オセアニアブラザーズは公開成績を見ると、リリースから利益を積み重ねていますが、一度大きな損切があります。
また、現状はかなりの含み損となっているようです。
月次分析(月間の損益)
月次分析を見ると、トラリピのため基本プラスとなりますが、2022年9月に1849pipsの損切りとなっています。
月間の取引回数
月間の取引回数は平均20回ほどです。
ハチワレさんの他のEA
ハチワレさんがリリースしているのは、「オセアニアブラザーズ」のみのようです。
オセアニアブラザーズのパラメータ設定
オセアニアブラザーズは、パラメータ設定で細かく調整ができます。
検証では、単利(複利設定:False)、ロットを0.01でテストしました。売り買い両方に設定が必要なのと、デフォルトの設定で複利ONにすると2007年から検証の場合は、あっという間にロスカットとなってしまいましたので、設定には気をつけてください。
2007年1月~のバックテスト結果
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スプレッド補正
GEMFOREX | TDS | 補正値 |
---|---|---|
2.32pips | 1.93pips | 0.4pips |
スプレッドはGEMFOREXに合わせて補正をして検証しています。
(GEMFOREXよりもスプレッドが狭い業者を使うと、成績が良くなります)
変動スプレッドON、スリッページONにして、できるだけリアルに近い環境でテストしています。
収益 | +1,307,642円 | 収益率(全期間) | +130.7% |
---|---|---|---|
初期証拠金 | 1,000,000円 | 勝率 | 95.77% |
プロフィットファクター | 5.10 | 最大保有ポジション | 43(設定で変更可) |
最大ドローダウン | 1,388,091円(93.71%) | リスクリターン率 | 0.94 |
平均利益 | 240円 | 最大利益 | 363円 |
平均損失 | -1,071円 | 最大損失 | -7,505円 |
オセアニアブラザーズは過去16年で130.7万円の利益を出しました。最大ドローダウンは138万円となっているので、それ以上の資金があった方が良いでしょう。
成績の推移とドローダウン
オセアニアブラザーズをQuantAnalyzerで見てみると、2015年から順調に利益があがっています。
年次・月次の成績・損益グラフ
年次成績を見てみると、2009年~2012年はトレードがありませんでした。
直近の月次損益グラフ
2023年
2023年は今のところすべての月でプラスです。
2022年
2022年は9月、10月が大きくプラスになっています。
2021年
2020年
トラリピ系なので、基本すべてプラス成績となっています。
リリース後のバックテスト結果
オセアニアブラザーズのリリース後のバックテスト結果(≒フォワード結果)は以下のようになりました。
「バックテスト結果とフォワードテスト結果が違いないか」、「過去データに最適化し過ぎていないか」など参考にしてください。
収益 | +130,928円 | 収益率(全期間) | +13.0% |
---|---|---|---|
初期証拠金 | 1,000,000円 | 勝率 | 94.13% |
プロフィットファクター | 8.61 | 最大保有ポジション | 43(設定で変更可) |
最大ドローダウン | 156,196円(14.70%) | リスクリターン率 | 0.84 |
平均利益 | 192円 | 最大利益 | 358円 |
平均損失 | -359円 | 最大損失 | -1,210円 |
リリース後の成績は、途中含み損が多くなっていましたが、成績はプラスになっています。
まとめ
過去16年 2007.1~2023.3 |
リリース後 2020.9~2023.3 |
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---|---|---|
収益 | +1,307,642円 | +130,928円 |
収益率 | +130.7% | +13.0% |
勝率 | 95.77% | 94.13% |
PF | 5.10 | 8.61 |
最大ドローダウン | 1,388,091円(93.71%) | 156,196円(14.70%) |
リスクリターン率 | 0.94 | 0.84 |
平均利益 | 240円 | 192円 |
最大利益 | 363円 | 358円 |
平均損失 | -1,071円 | -359円 |
最大損失 | -7,505円 | -1,210円 |
※単利、0.01ロット運用、証拠金100万円で検証しました。
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GogoJungleの オセアニアブラザーズのバックテストをしてきました。
リピート系なので収益率は良いですが、バックテストはスワップポイントは考慮されていません。
AUDNZDはマイナススワップなので、もう少し成績が悪くなると考えてた方が良さそうです。
ぜひ参考にしてください。