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XMは日本の金融庁の登録をしていない業者となり、金融庁の無登録業者として警告が出ています。
そのXMで取引することは違法ではないのか?問題ないのか紹介して行きます。
このページの目次
XMが日本で営業するのは違法なのか?合法なのか?
XMが日本で活動することは違法なのか?見て行きましょう。
XMはセーシェル金融庁のライセンスを取って営業活動を行っていますが、日本の金融庁はXMの営業活動を認めていない状態です。
日本では基本的に金融庁の登録が必要で、無登録の業者は日本国内で営業できないこととなっています。
XMは金融庁の無登録業者として掲載されている
引用:金融庁 無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について
XMは金融庁の「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」に掲載されています。
掲載されている理由は金融庁に登録がないにも関わらず「インターネットを通じて、店頭デリバティブ取引の勧誘を行った」というものです。
コチラは後述しますが、「勧誘を行なった」ことが無登録業者として掲載された理由になっているようです。
日本国内で金融庁の登録をする条件
日本国内で金融庁の登録をするには、第一種金融商品取引業の登録要件(純資産及び資本金が5000万円以上あることなど条件多数)を満たす必要があります。
また、日本国内に支店が必要になりますし、XMならではの特徴(レバレッジ888倍やゼロカット)などを無くし、レバレッジ25倍、追証請求は顧客にすることなどの条件があります。
投資者保護基金の加入や信託銀行への分別管理など、かなりの条件が必要になってきます。
XMの資金力であれば条件を満たすことはできると思いますが、海外FXの魅力としてのレバレッジやゼロカットがなくなるため、日本で金融庁の登録をすることは難しいでしょう。
XMが違法とは言い切れない理由
しかし、XMが金融庁の登録をしていなくても違法と言い切れない部分があります。
以下の条件を満たすことで日本人がXMに登録をしても許される場合があります。
XM自体が勧誘・勧誘に類する行為を行わない場合
引用:外国金融サービス業者が我が国市場に参入するにあたって適用される法規制
金融庁の登録を受けていない外国証券業者であっても、証券業者が「勧誘」及び「勧誘に類する行為」をすることなく国内居住者から注文を受ける場合は、国内居住者との取引をすることができます。の記載が金融庁にあるため、違法とは断定できない部分もあります。
XMのサイトにも「ご自身の意思でご登録されたもの」と書いてある
実際にXMのサイトにも「口座を開設いただいた場合、お客様はXMTradingによる勧誘なく、ご自身の意思でご登録されたものとみなします。」と記載があるので、XMとしては投資勧誘は行っていない。という判断だと思われます。
日本国内の日本人を対象にした営業ではないと認められた場合
引用:外国証券業者によるインターネット等を利用したクロスボーダー取引
もう1つ、XMが日本国内の日本人向けにサービスを行っていない(外国に住んでいる日本人向けのサービス)と認められた場合も違法ではなくなります。
「日本国内の投資者が当該サービスの対象とされていない旨の文言が明記されていること」などの条件がありますが、これらが認められた場合はXMは違法とは見なされないです。
この記事を書いたタイミングでは、XMのサイトに「日本居住の日本人を対象にしていない」という記載は、分かりやすい箇所には掲載してありませんでした。
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XMで取引しても大丈夫か?
XMの違法性について詳しく検証しましたが、トレーダーがXMで取引をしても、今のところは捕まったりすることは無いので問題ありません。
(逮捕者もなく、金融庁や財務局のサイトにもトレーダーに関する記載はありませんでした)
しかし、今後トレーダーに対しても何かしらの措置を受けるような法律ができたりする可能性はありますので、常に海外FXの情報収集をするようにしましょう。
アフィリエイトを使ってXMを紹介する場合は、いろいろ気を付けないと金融商品取引法にかかる可能性があるので注意が必要です。
XMアフィリエイトについては以下のページで詳しく解説しているので参考にしてください。
まとめ:XMでトレードすることは今のところ問題なし
ゲムゲム
XMの日本での運営に対する違法性と、XMで取引することの違法性について紹介して来ました。
日本の金融庁はセーシェル金融庁で認められたものに対しては厳しく言えない部分もあると思いますが、日本国内ではXMの運営を認めていない可能性が高そうです。
対してXMは「日本人に勧誘してないから大丈夫でしょ?」というスタンスだと思われます。
今のところ”グレーゾーン”と呼ばれる立ち位置だと思いますが、今後の動きについては情報収集を定期的にやっておくと良いでしょう。