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HFMでは一定の条件を満たせば無料で利用できるVPSを用意しています。
この記事では、HFMの無料VPSの仕様や条件、利用方法など紹介していきます。
以下のページで無料VPSを提供してる業者の条件やスペックを比較しているので、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
HFMの無料VPSとは
VPSとは、バーチャル・プライベート・サーバーの略で、HFMの無料VPSは、条件を満たすことでVPS(仮想専用サーバー)を無料で使うことができます。
「パソコンから別のパソコンにログインする」イメージで、別のデスクトップが用意されます。
ご自身のパソコンを切ってもVPSは稼働を続けるので、自動売買EAをやっている人におすすめのサービスです。
HFMのVPSが無料になる条件と仕様
HFMでは、VPSのプランが3種類あり、条件を満たせば無料でVPSのレンタルができます。
HFMのVPSのプランとスペック
ブロンズ | シルバー | ゴールド | |
---|---|---|---|
無料になる 最小入金額 |
5,000ドル | 8,000ドル | 15,000ドル |
CPU | 1V CPU | 2V CPU | 4V CPU |
メモリ(RAM) | 1.3GB | 2.7GB | 5.12GB |
ディスク容量 | 25GB | 50GB | 75GB |
OS | Windows 2012 | Windows 2012 | Windows 2012 |
月額料金 | 30ドル | 50ドル | 80ドル |
HFMのVPSは3プランあり、無料の条件としてブロンズプランで過去30日間の入金額が5,000ドル以上必要になります。
また、有料で各プランを30ドル、50ドル、80ドルでレンタルすることも可能です。
ブロンズプランを実際に借りた時のスペック
ブロンズプランを実際に使っているので、スペックを確認しました。
CPUはXeon Platinum 8168 2.70GHz
CPUはXeon Platinum 8168 2.70GHzでした。
あまり容量や処理速度は速くないと思われます。
メモリ1.3GB
メモリ1.3GBであまりスペックは高くないです。
MT4は1つしか入らないと思います。
以前に同じスペックであるXMのVPSを借りましたが、2つは無理でした。EAの数にもよりますが、固まったりします。
ハードディスクは30GB
ハードディスクは全部で30GBでした。
MT4を稼働するには問題ありませんが、バックテストをして容量の思いデータが出てくると、いっぱいになる可能性があるので気を付けましょう。
HFMのVPSを無料利用する条件
HFMのVPSを無料で利用するには入金額と取引量が必要になります。
ブロンズ | シルバー | ゴールド | |
---|---|---|---|
入金額 | 5,000USD (50万円) |
8,000USD (80万円) |
15,000USD (150万円) |
1ヶ月間の 取引ロット数 |
5ロット | 8ロット | 15ロット |
動かせる自動売買EAの数
メモリが1.3GBだと大体MT4を1個稼働できるので、10個~15個くらいのEAを稼働できると思います。
ブロンズプランの場合は容量がかなり小さいので、1つのMT4を想定しておきましょう。
EAをかなり多く動かす場合には、シルバーやゴールドプランが必要になりそうです。
VPSを出来るだけ軽くするために、リモートデスクトップの画像の大きさを小さくしたり、画質を下げるなどの工夫も必要です。
また、MT4のチャート数を減らしたり、ニュースをOFF、音をOFFなど工夫しながら使っていきましょう。
HFMとほかのFX海外業者のVPS比較
HFMのようにVPSが無料で使えるFX海外業者がありますので条件やスペックを比較してみました。
業者名 | 無料になる条件 | 有料の料金 | CPU | メモリ |
---|---|---|---|---|
・5,000ドル以上の入金 ・月に5ロット以上の取引 ※ブロンズプランの場合 |
30ドル | 1コア | 1.3GB | |
・500ドル以上の入金 ・100ドル以上の余剰証拠金 |
— | 1コア | 2GB | |
・1000ドル以上の入金 ・月に5ロット以上の取引 |
28ドル | 1コア | 1.3GB | |
・5,000ドル以上の口座残高 | 28ドル | 1コア | 1GB | |
・初回入金450ドル以上 ・月に3ロット以上の取引 |
28ドル | 2コア | 4GB | |
・2,000ドル以上の口座残高 ・過去30日に往復5ロット以上の取引 |
30ドル | 1コア | 1.3GB | |
・50万円以上の口座残高 | 28ドル | 1コア | 1GB |
無料VPSを比較するとHFMの場合、1.3GBですので、MT4は1つ程度稼働できると思います。
FBSの場合は4GBあるので、かなりの数(おそらくチャート100枚くらい)行けると思われます。
本格的にEAを稼働する場合は有料でご自身で申し込むようにしましょう。
HFMの無料VPSの口コミ・評判
HFMの無料で使えるVPSの口コミ・評判を調べてみました。
ブローカーはHotForexを使っています。24時間自動システム運用なのでVPSを借りてやっています。
— ほむら證券(8605) 公文式 (@homurashouken) September 15, 2021
Hotforexはニューヨークにサーバーがないという。。。
ニューヨークのVPSからだとアイルランドよりもアムステルダムサーバーの方がpingがひくかった
だいたい70msくらいかなぁ流石に10超えたらVPSの意味ないと思うのでhotforexはアムステルダムにVPS用意した方が良さげですねぇ
— Quants Man (@QuantsMan) January 29, 2019
HotForexの無料Beeksシルバーが使えるようになり思いの外サクサクなので、とりあえず3月はこれでHotForex運用します。4月ころには良いVPSなり専用サーバーなりを使用開始したいと思っています(Beeksあまり信用していないし)。
— へろぽにょ(Firefox) (@heroponyo) February 12, 2020
TwitterでHFMの無料VPSについての評判を集めてみました。
HFMのVPSを利用している最近の投稿は見つかりませんでしたが、複数の人はHFMの無料VPSを使っているようです。
HFMのVPSを使うメリット 自動売買におすすめ
VPSを使うメリットとしては以下のようなものがあります。
- 自宅のパソコンを常時稼働しなくても良くなる
- 24時間自動売買(EA)を動かせる
- 停電や災害などで停止リスクが下がる
- スマホからもアクセスできる
このようなメリットから、HFMの無料VPSを使うなら自動売買を行いたい人におすすめとなります。
自動売買EAは常にパソコンを付けたままにしなければ行けないため、夜寝る時も稼働を続けなければいけません。
寝室でパソコンを付けている人は、パソコンの音が気になると思いますし、家族への配慮や電気代の問題もあります。
また、Windowsなどは不定期で再起動が起きてしまい、気づいたら「MT4がすべて落ちていた」ということもあると思います。
パソコンでも自動的にMT4を再起動する方法もありますが、VPSを使っておいた方が何かと便利です。
そのほか、VPSを使用することで、外出時からでもMT4・EAの管理をすることが可能です。急遽EAを停止したいという場合にも便利です。
HFMのVPSの利用方法
では、HFMの無料VPSの利用方法を画像付きで説明します。
マイHF(会員ページ)からVPS申請リクエスト
まずはHFMにログインをして、マイHFの「取引ツール」→「無料VPS」からVPSの申請をします。
条件を満たすと上の画像から申込みが可能となります。
VPSサーバーのログイン情報のメールが来るく
しばらくするとVPS会社のBeeksからVPSのログイン情報が記載されたメールが届きます。
このメールは削除しないよう注意してください。
HFMのVPSの接続方法
続いてHFMのVPSに接続する方法について解説していきます。
リモートデスクトップ接続を検索
パソコンの検索窓からリモートデスクトップを検索
ご自身のパソコンから「リモート デスクトップ接続」を検索してクリックします。
コンピューター名とユーザー名を入力
- コンピューター名:IPアドレス
- ユーザー名:Username
パスワードを入力
パスワード入力画面が表示されるので、パスワードを入力します。
VPSにログインした時の状態
VPSにログインをすると、このように新しくデスクトップが表示され、HFMのMT4がダウンロードされています。
ログインをしてすぐに取引することが可能です。
MT4にログイン
MT4またはMT5を立ち上げて、ログインしましょう。
これでVPSへの接続方法は完了です。
HFMのVPSの注意点
HFMの無料VPSを使う場合の注意点についてご紹介します。
取引ロットを満たさないと手数料がかかる
HFMでは過去30日の取引ロットを満たさないとVPS料金がかかるので気を付けましょう。
ブロンズは5ロット、シルバーは8ロット、ゴールドは15ロットの取引をする必要があります。
VPSのバージョンアップには再度入金条件を満たす必要がある
ブロンズ | シルバー | ゴールド | |
---|---|---|---|
過去30日の入金 | 5,000ドル | 8,000ドル | 15,000ドル |
過去30日の取引 | 5ロット | 8ロット | 15ロット |
HFMのVPSを利用するには過去30日の入金額と取引ロット条件を満たす必要がありますが、シルバーやゴールドにバージョンアップする時も入金が必要になります。
シルバーは8,000ドル、ゴールドは15,000ドルの入金が必要になり、ブロンズを使うために既に5000ドルの入金をしているので、負担が大きくなります。
※ブロンズからシルバーにするために、差額の3,000ドルを入金するのではなく、再度8,000ドルの入金が必要
後からバージョンアップするのは資金の負担が大きくなるので、最初からシルバーやゴールドを目指しましょう。
VPSはアカウント単位のため口座変更をしても連絡不要
HFMのVPSはアカウントに対して掛かってくるため、利用する口座を変更したとしてもHFMに連絡は不要です。
VPSのパスワードは早めに変更しておく
VPSの契約が完了をしたら、セキュリティーの観点からパスワードを変更しておきましょう。
パスワードの変更方法はHFMの公式動画で開設しているので、参考にしてください。
HFMのVPSの約定スピードが遅い場合の対処方法
HFMのVPSの約定スピードが遅い時の対処方法について紹介しておきます。
大きく改善するわけではないですが、多少は変わる場合もあるため、参考にしてください。
ping値の低いサーバーに切り替え
MT4右下の通信部分をクリック
まずはMT4右下の通信部分をクリックします。
ping値が低いものがあれば変更
接続サーバーが複数表示されるので、通信速度が速いものがあれば、切り替えましょう。
数値が小さいほど、通信速度が速くなります。
VPSを再起動してみる
VPSを再起動することでスピードが速くなる可能性があります。
もしも改善されない場合は、別途有料VPSでオランダ近くのものを借りるか、追加口座を開設してオランダ近くのサーバーに割り当てられるのを願いましょう。
まとめ
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HFMの無料VPSの利用は入金条件と取引ロットの条件がありますが、3種類の中から選ぶことができるのがメリットです。
2個以上のMT4を稼働したい人は、ぜひシルバーやゴールドを目指して条件を満たすようにしましょう。