アラウンドフィフティのEA検証結果

ゲムゲム

今回はアラウンドフィフティを検証して行きたいと思います。
ぜひEAを使うかどうかの参考にしてください。

GogoJungleの有料EA「アラウンドフィフティ」をTDS(Tick Data Suite)を使ってバックテストを行ったので、結果を紹介して行きます。

実際のトレードと近くなるように、変動スプレッド、スリッページ機能を付け、スプレッドも平均的なスプレッドになるように補正しています。

アラウンドフィフティは複数通貨ペア対応で、ゴトー日を狙ったEAのようですが、成績はどうなのでしょうか。

当サイトでバックテストを行なった結果がコチラです。

更新日2024年9月30日

過去16年
2007.1~2024.9
リリース後
2019.10~2024.9
USDJPY +2,360,302円 +968,237円
GBPJPY +2,279,564円 +867,543円
EURJPY +1,528,555円 +582,910円
AUDJPY +350,310円 +142,448円

※0.1ロット運用、証拠金50万円で検証しました。

4通貨ペアで行いましたが、過去16年、リリース後全ての通貨ペアでプラスでした。

では、アラウンドフィフティを詳しく見て行きましょう。

アラウンドフィフティの詳細を確認するゴトー日狙いのEA | GogoJungle

アラウンドフィフティの特徴

取引タイプ 通貨ペア 時間足
アノマリー USDJPY/GBPJPY/EURJPY/AUDJPY 5M
最大ポジション リリース日 価格
3 2019年10月20日 148,000円

アラウンドフィフティはゴトー日を狙ったEAとなります。ゴトー日、もしくはゴトー日周辺で過去のデータから優位性が高い日にエントリーします。

最大ポジション数は3で、4通貨ペア全部で運用した場合、合計で12となります。

GogoJungleでの公開成績

収益 2,010,140円 収益率(全期間) 77.76%
プロフィットファクター 1.16 勝率 55.84% (903/1617)
初期ロット数 0.5ロット 最大ポジション数 3
リスクリターン率 2.75 最大ドローダウン 14.06% (730,270円)
平均利益 13,737円 最大利益 110,800円
平均損失 -14,932円 最大損失 -54,300円

アラウンドフィフティは公開成績を見ると、2019年10月20日リリースから最初は少し停滞していましたが2022年からは利益が積み上がっています。

月次分析(月間の損益)


月次分析を見ると、2024年は、1月、4月、9月に大きくマイナスになっていてトータルでマイナスです。


2023年は勝ったり負けたりの成績になっています。

2022年も同じく勝ったり負けたりで、6月が大きく勝っています。

月間の取引回数

月間の取引回数は1ヶ月に30回前後で、週2~3くらいのペースで取引があります。

Eトレさんの他のEA

Eトレさんはアラウンドフィフティ以外にもゴゴジャンにEAをリリースしています。

アラウンドフィフティのパラメーター設定

ロット数の変更は、ロングとショートそれぞれで設定する必要があります。

また、XM環境のバックテストでは、最大スプレッドが初期値では動かなかったため、スプレッド値を上げてバックテストを行っています。

2007年~のバックテスト結果

ゲムゲム

ここからは私が実際にTDSを使ってバックテストを行った結果を紹介して行きます。

スプレッド補正

  基準値 TDS 補正値
GBPJPY 2.15pips 2.20pips -0.05pips
EURJPY 1.70pips 0.95pips 0.75pips
AUDJPY 1.61pips 0.85pips 0.76pips
USDJPY 1.60pips 0.59pips 1.01pips

スプレッドが広めの業者のスタンダード口座に合わせて検証しています。

(スプレッドが狭い業者を使うと、成績が良くなります)

変動スプレッドON、スリッページONにして、できるだけリアルに近い環境でテストしています。

USDJPY

過去16年 リリース後
収益 +2,360,302円 +968,237円
収益率 +472.0% +193.6%
勝率 56.81% 59.53%
PF 1.33 1.49
最大ドローダウン 272,097円(49.07%) 236,661円(14.12%)
リスクリターン率 8.67 4.09
平均利益 2,271円 2,407円
最大利益 20,158円 20,278円
平均損失 -2,244円 -2,382円
最大損失 -19,602円 -9,287円

USDJPYは過去16年は236万円の利益が出ました。リリース後も96.8万円のプラスでした。

年次・月次の成績

GBPJPY

過去16年 リリース後
収益 +2,279,564円 +867,543円
収益率 +455.9% +173.5%
勝率 52.85% 55.34%
PF 1.14 1.23
最大ドローダウン 631,308円(67.71%) 301,627円(19.04%)
リスクリターン率 3.61 2.88
平均利益 4,165円 3,648円
最大利益 30,425円 28,265円
平均損失 -4,100円 -3,685円
最大損失 -14,645円 -9,229円

GBPJPYは過去16年で+227.9万円と一番良い結果でした。

リリース後の成績も+86.7万円と良かったです。

年次・月次の成績

EURJPY

過去16年 リリース後
収益 +1,528,555円 +582,910円
収益率 +305.7% +116.5%
勝率 53.11% 54.15%
PF 1.12 1.20
最大ドローダウン 524,827円(70.58%) 262,955円(20.37%)
リスクリターン率 2.91 2.22
平均利益 3,258円 2,879円
最大利益 30,392円 20,030円
平均損失 -3,287円 -2,824円
最大損失 -28,413円 -9,575円

EURJPYも過去16年は+152.8万円、リリース後の成績は+58.2万円と良い結果でした。

年次・月次の成績

AUDJPY

過去16年 リリース後
収益 +350,310円 +142,448円
収益率 +70.0% +28.4%
勝率 52.27% 52.32%
PF 1.03 1.06
最大ドローダウン 518,953円(85.59%) 236,738円(27.83%)
リスクリターン率 0.68 0.60
平均利益 2,539円 2,138円
最大利益 20,769円 19,019円
平均損失 -2,688円 -2,205円
最大損失 -19,441円 -7,520円

AUDJPYは長期は+35万円、リリース後も+14.2万円と、ほかの通貨ペアと比べると利益率は低いです。

年次・月次の成績

4通貨ペア合計の損益

過去16年 リリース後
+6,518,732円 +2,561,138円

QuantAnalyzerを使って、4通貨ペアを合計すると、過去16年間で+651.8万円の収益となりました。

リリース後も+256.1万円と利益が大きくなっています。

成績の推移とドローダウン


補足説明
  • メイングラフの薄い赤色部分:停滞期間
  • 下方の赤色のグラフ:ドローダウン(山が大きいとドローダウンが大きい)
  • 一番下の青いグラフ:VIX指数
  • QuantAnalyzerで合計成績を見てみると、最初が少し停滞していますが成績は順潮に右肩上がりになっています。

    年次・月次の成績


    年次成績では、4通貨ペア合計でマイナスの年だったのは2008年、2010年、2018年、2024年で、あとはプラスでした。

    まとめ

    過去16年
    2007.1~2024.9
    リリース後
    2019.10~2024.9
    USDJPY +2,360,302円 +968,237円
    GBPJPY +2,279,564円 +867,543円
    EURJPY +1,528,555円 +582,910円
    AUDJPY +350,310円 +142,448円

    ※0.1ロット運用、証拠金50万円で検証しました。

    ゲムゲム

    アラウンドフィフティは長期、リリース後全てでプラスでした。

    GogoJungleのアラウンドフィフティのバックテストをしてきました。USDJPYとGBPJPYの成績がとても良かったです。

    アラウンドフィフティの詳細を確認するゴトー日狙いのEA | GogoJungle

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