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AxioryではMT4やMT5以外にもcTrader(シートレーダー)という取引プラットフォームを使うことができます。
このページではcTraderの特徴やMT4との違い、インストール方法について解説して行きます。
cTraderは非常に高機能なので、自分で取引をしている裁量トレーダーにおすすめです。
↓ AxioryのcTraderについて、動画で分かりやすく解説しているので参考にしてください。
このページの目次
AxioryのcTraderとは?cTraderの特徴
cTrader(シートレーダー)は、2011年にイギリス・ロンドンのSpotware System社が開発したFX取引プラットフォームです。
2018年のFinance Magnates AwardsでBEST FX Trading Platformに選ばれるなど、使いやすさに定評があります。
ECN取引用に開発されたツールで、主にスキャルピングなどの短期トレードに最適なツールとなっています。
cTraderには下記のメリットがあります。
- 約定力が高くて速い
- リクオート(約定拒否)・取引制限なし
- 板情報を見ることができる
- 損切り・利食いなど設定をカスタマイズしワンクリック注文が可能
- 複数ポジションの一括決済やドテン注文がワンクリックで可能
- ポジションの建玉を変更したり分割決済も可能
- あらゆるプラットフォームに対応
AXIORYのcTraderプラットフォーム別対応表
プラットフォーム | Windows PC | Mac iOS | Linux PC | iPad/iPhone | Android |
---|---|---|---|---|---|
Windows版 | 対応 | ||||
Web版 | 対応 | 対応 | 対応 | ||
iOS版 | 対応 | ||||
Android版 | 対応 |
cTraderはWindowsには対応していますが、MacやLinuxには対応していません。
MacやLinuxで取引する場合はWebTraderを使う必要が出てきます。
スマホはiOSとAndroid両方でアプリが準備されています。
cTraderはスタンダード口座とナノスプレッド口座に対応
スタンダード口座 | ナノスプレッド口座 | テラ口座 | アルファ口座 | |
---|---|---|---|---|
AxioryのcTraderはスタンダード口座とナノ・スプレッド口座に対応しています。
テラ口座はMT5専用口座で、アルファ口座はcTraderに対応していないです。
cTraderを採用している海外FX業者
cTraderを扱う海外FX業者 | |||
---|---|---|---|
Axiory | Tradeview | FxPro | IC Markets |
cTraderを採用している海外FX業者は現在4社だけとなり、国内でシェアがあるのはAxioryとTradeviewだけになります。
XMやGEMFOREX、TitanFXなどはcTraderの取り扱いはありません。
cTraderとMT4との違いを比較
ではcTraderとMT4の違いについて見て行きましょう。
比較 | ||
---|---|---|
取引方式 | ECN | STP・ECN |
操作性 | 直感的に操作できる | 慣れるのに時間が必要 |
約定力 | 高い | 業者による |
取引制限 | 一切なし | 利用業者によっては制限あり |
板情報 | 閲覧可能 | 閲覧不可 |
ワンクリック注文機能 | 損切り・利食い幅の設定やドテン注文もワンクリックでできる | cTraderと比べると貧弱 |
一括決済 | 可能 | 1つずつ決済する必要がある |
インジケーター・EA | MT4と比べて少ない | 非常に多い |
cTraderはECN方式専用に作られている取引プラットフォームになるので、インターバンク市場での取引を想定しています。
ですのでMT4と違い、板情報が見れるなどの機能が備わっています。
また、直感的に取引ができるように複数通貨ペアのワンクリック注文や全ポジションの一括決済機能など、MT4にはない機能が備わっています。
ただ、拡張性はMT4ほどなく、カスタムインジケーターやEAは少なめになっています。
裁量でトレードする人におすすめの取引プラットフォームになります。
cTraderに入っているインジケーター
cTraderに入っているインジケーターをMT4と比較しました。
ボリンジャーバンドや一目均衡表などはMT4にもcTraderにも入っていますが、エンベロープなどMT4に入っているインジケーターがcTraderには備わっていないものもあります。
▾クリックするとインジケーターが確認できます
インジケーター | 読み方 | mt4 | cTrader |
---|---|---|---|
Bollinger Bands | ボリンジャーバンド | 〇 | 〇 |
Ichimoku Kinko Hyo | 一目均衡表 | 〇 | 〇 |
Simple Moving Average | SMA(単純移動平均線) | 〇 | 〇 |
Exponential Moving Average | EMA(指数平滑移動平均線) | 〇 | 〇 |
Weighted Moving Average | 加重移動平均線 | 〇 | 〇 |
Parabolic SAR | パラボリックSAR | 〇 | 〇 |
Standard Deviation | 標準偏差 | 〇 | 〇 |
Average True Range | ATR | 〇 | 〇 |
MACD | マックディー | 〇 | 〇 |
Momentum | モメンタム | 〇 | 〇 |
Relative Strength Index | RSI・相対力指数 | 〇 | 〇 |
Stocastic Oscillator | ストキャスティクス | 〇 | 〇 |
Williams’Percent Range | ウィリアムズ%R | 〇 | 〇 |
On Balance Volume | オンバランス数量 | 〇 | 〇 |
Accelerator Oscillator | ACオシレーター(ビルウィリアムズ指標) | 〇 | 〇 |
Awesome Oscillator | オーサム・オシレーター | 〇 | 〇 |
Accumulative Swing Index | 累積スウィング指数 | 〇 | |
Aroon | アルーン・インディケーター | 〇 | |
Directional Movement System | DMI | 〇 | |
Time Series Moving Average | 時系列移動平均線 | 〇 | |
Triangular Moving Average | 三角移動平均線 | 〇 | |
Welles Wilder Smoothing | ウェルズ・ワイルダーの平滑化平均 | 〇 | |
Detrended Price Oscillator | DPO | 〇 | |
MACD Histogram | MACDヒストグラム | 〇 | |
Mass index | マス・インデックス | 〇 | |
Price Oscillator | プライスオシレーター (PRO) | 〇 | |
Price ROC | レート・オブ・チェンジ(ROC) | 〇 | |
Rainbow Oscillator | レインボーオシレーター | 〇 | |
TRIX | Triple Exponential Average | 〇 | |
Ultimate Oscillator | アルティメット・オシレーター | 〇 | |
Vertical Horizontal Filter | VHF | 〇 | |
Chaikin Volatility | CV(チャイキン ボラティリティ) | 〇 | |
Donchain Channel | ドンチャンチャネル (DC) | 〇 | |
Fractal Chaos Bands | フラクタルカオスバンド | 〇 | |
Historical Volatility | ヒストリカル・ボラティリティ | 〇 | |
Keltner Channels | ケルトナーチャネル (KC) | 〇 | |
Linear Regression Forecast | 線形回帰予測(LRF) | 〇 | |
Chaikin Money Flow | チャイキン マネー フロー (CMF) | 〇 | |
Ease Of Movement | イーズ オブ ムーブメント(EOM) | 〇 | |
Money Flow index | マネーフローインデックス(MFI) | 〇 | |
Negative Volume Index | 負出来高指数 (NVI) | 〇 | |
Positive Volume Index | PVI | 〇 | |
Price Volume Trend | プライスボリュームトレンド(価格出来高トレンド) | 〇 | |
Trade Volume Index | 取引量指数(TVI) | 〇 | |
Volume Oscillator | ボリューム・オシレーター | 〇 | |
Volume ROC | 変化率 | 〇 | |
Median | 中央値 | 〇 | |
Swing Index | スイング・インデックス | 〇 | |
Typical Price | 通常価格 | 〇 | |
VIDYA | ヴィドゥヤ | 〇 | |
Weighted Close | 加重終値 | 〇 | |
Williams Accumulation Distribution | ウィリアムズ累積分布 | 〇 | |
Average Directional Movemenct Index | ADX | 〇 | |
Envelopes | エンベロープ | 〇 | |
Bears Power | ベアーズ・パワー | 〇 | |
Bulls Power | ブルズ・パワー | 〇 | |
Commodity Channel Index | CCI(商品チャンネル指数) | 〇 | |
DeMarker | デマーカー | 〇 | |
Force Index | 勢力指数 | 〇 | |
Moving Average of Oscillator | 移動平均オシレーター | 〇 | |
Relative Vigor Index | RVI・相対活力指数 | 〇 | |
Accumulation/Distribution | 蓄積/配信 | 〇 | |
Money Flow Index | マネー・フロー・インデックス | 〇 | |
Volumes | ボリューム | 〇 | |
Alligator | アリゲーター | 〇 | |
Fractals | フラクタル | 〇 | |
Gator Oscillator | ゲーター・オシレーター | 〇 | |
Market Facilitation Index | マーケットファシリテーションインデックス | 〇 | |
Custom Moving Aberages | カスタム移動平均 | 〇 | |
SimlePanel | シンプルパネル | 〇 | |
Heiken Ashi | 平均足 | 〇 | |
iExposure | 〇 | ||
ZigZag | ジグザグ | 〇 |
cTraderでもcAlgoのページからカスタムインジケーターを取ることができるので、足りないものはコチラから取得して行きましょう。
AxioryのcTrader メリットと機能
AxioryのcTraderについて、メリットと機能を画像付きで紹介して行きます。
ワンクリック注文
cTraderではこのように複数通貨ペアのワンクリック注文が可能です。
MT4でもワンクリック注文は可能ですが、デフォルトでは1通貨ペアのワンクリック注文しかできません。
複数通貨ペアで注文する場合はcTraderの方が注文しやすくなります。
約定スピードが速いので連続してトレード可能
cTraderは動作が非常に早く、サクサク注文が決まるのが特徴です。
注文を連続して行っても、このようにどんどん決まって行きます。
全ポジション決済
cTraderでは全ポジションの一括決済ができるので、複数ポジションを持っていても、決済は簡単です。
MT4だと「×」を連打しないといけませんが、cTraderの決済は簡単になっています。
建玉変更、分割決済
cTraderでは建玉変更や分割決済が可能で、一部のポジションの数量を増やしたり減らしたりすることが可能です。
板情報が見れる
cTraderでは3種類の板情報を見ることができ、指値の板状況が視覚的に確認できます。
VWAP DoM
VWAP(出来高加重平均価格)は板情報が数字で見ることができます。
標準DoM
標準DoMは指値が入っている注文価格と数量が棒グラフで見ることができ、視覚的に使いやすいです。
価格DoM
価格DoMは金額ごとに指値のない価格も確認できるので、指値設定をする時に便利です。
cTraderはこのように複数の板情報が見れるので、MT4と比べて指値が入れやすいです。
市場時間やシンボル情報
cTraderもMT4と同じく市場時間やシンボル情報を見ることができます。
cTraderは取引手数料(片道)の金額や最低取引額、最高取引額も記載してあります。
日本時間にしている場合、現地時間の何時にクローズするか、何時にオープンするか、も教えてくれます。
時間足の種類が多い
※MT4にはない時間足を赤色表示しています
cTraderはMT4に比べて時間足の種類や数が多いです。
ティックチャートも見ることができますし、時間足の数もMT4よりも圧倒的に多く、細かいチャート分析が可能になっています。
チャートのカスタマイズ
フィボナッチ:フィボナッチファン、フィボナッチエクスパンション
図形:長方形、楕円形、三角形、矢印など
その他:テキストや配色、チャート撮影など
cTraderのチャートすぐ横には自由にカスタマイズする機能があり、自由に書き込みができます。
水平ラインやトレンドライン、いろんな図形など、自分が使いやすいようにチャート分析できるので便利です。
cTraderのスマホアプリ
cTraderはiPhoneやAndroidのスマホアプリもあります。
MT4よりも機能が充実して使いやすいのでスマホで裁量トレードしている人にはおすすめです。
ワンクリック注文できる
cTraderのスマホアプリはワンクリック注文が可能です。
チャートを見ながら注文できるので便利です。
板情報も見れる
cTraderのスマホアプリは板情報を見ることも可能です。
指値注文をする時など便利ですね。
cTraderのカスタムインジケーター・自動売買EA
cTraderではcAlgoのページからカスタムインジケーターやEAをダウンロードすることができます。
すべて英語になってしまうため、翻訳しながら使わなくてはいけなく、少し使いにくい部分があります。
数としてはEA・インジケーター含めて1,300個以上あるので、かなりの数量があります。
cTraderのインストール方法と手順
ここからはcTraderのインストール手順について紹介して行きます。
cTraderをダウンロード
Axory公式サイトのcTraderのページにアクセスしダウンロードします。
ダウンロードファイルを起動
インストール用ファイルをダブルクリックして実行します。
警告が出てもインストールを選択
「アプリケーションのインストール」画面が表示され、「セキュリティの警告」などが出る場合もありますが、そのまま「インストール」をクリックします。
インストールは数分かかる
インストール中。数分かかる場合があります。
IDを作成
インストールが完了すると自動でcTraderが起動します。
cTrader IDを新規作成の場合は、メールアドレスとパスワードを設定し、「Create cTrader ID」でIDを作成します。
ログインはメールアドレスとパスワードを入力
すでに持っている場合は、「Login」をクリックし、メールアドレス(またはcTrader ID)とパスワードでログインします。
cTraderの設定方法・使い方
最後にcTraderの設定方法について紹介します。
cTraderを日本語表示にする
cTraderをインストールすると、デフォルトは英語になっていますので、日本語化します。
左下の「設定」→「General」→「Language」からプルダウンで「日本語」を選択します。
日本語に反映させるにはcTraderの再起動が必要になるので、「Restart」をクリックして、再起動させます(パソコンの再起動ではなく、cTraderの再起動のみです)
日本時間に変更
cTraderはMT4と異なり、簡単に日本時間へ変更することができます。右下の「UTC+0」をクリックし、「UTC+9」にすることで日本時間になります。
MT4よりもcTraderの方が日本語や日本時間の設定が簡単なので、非常に使いやすいです。
まとめ:cTraderはMT4を超える高機能取引プラットフォーム
ゲムゲム
AxioryのcTraderについて、特徴やMT4との違い、インストール方法について紹介して来ました。
全体的に機能としてはMT4やMT5よりも高性能なので、裁量でトレードしている人はcTraderがおすすめです。
EAなどはまだまだMT4が主流なので、自動売買の人はMT4やMT5の方が良いでしょう。