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Axioryがなぜベリーズというマイナーなライセンスを利用しているか?についても詳しく掘り下げて行こうと思います。
Axioryの金融ライセンスはベリーズですが、ライセンスの条件や規制内容について紹介します。
ライセンスと顧客資金の安全性についても詳しく解説して行きます。
このページの目次
Axioryの金融ライセンスはベリーズ
ライセンス | 番号 |
---|---|
ベリーズ(IFSC) | 000123/163 |
Axioryの金融ライセンスはベリーズというメキシコの南東部に位置する国で取得しています。
ベリーズはオフショア国(税金が少ない、物価が安い、規制が緩い国)で他の海外FX業者だとFBSがベリーズの金融ライセンスを取得しています。
Axioryのライセンスはベリーズのみとなっています。
ベリーズとは
ベリーズはメキシコの南東に位置する中央アメリカの国で、1981年にイギリスから独立した比較的新しい国です。
面積は日本の四国ほどの大きさとなり、英語が通じ、治安がよく、観光地としても人気の国となっています。
アメリカドルを使用できるので、近隣の国からは人気の観光スポットになっているようです。
ベリーズのIFSC(国際金融サービス委員会)ライセンス
Axioryのライセンスについて、実際にIFSC(International Financial Services Commission)のホームページを確認すると、実際にAxioryが載っているのが分かります。
ただ、番号が1つだけずれているのが気になりますが、Axioryはしっかりベリーズのライセンスを取得しています。
ベリーズライセンスの評価と安全性について
ベリーズライセンスはIFSCによって管理され、以下のような条件がライセンス取得・維持に必要となります。
- 合理的なレベルの資本金の必要性。現在は$500,000が条件となっています。
- クライアントの資金用に分離口座が使用される必要があります。
- 月次報告書をIFSCに提出する必要があり、それにはトレードと資本金の数量など詳細が含まれます。
- IFSCの認可を受けたブローカーのクライアントは月次報告書を提供する必要があります。
- 顧客の苦情に対応できることを示す必要があります。
以前はほとんど規制がなく緩いライセンスだったのですが、少しずつ規制を強化して、資本金の引き上げや分別口座での管理、月次報告書の提出義務などをライセンス所持会社に課しています。
また、年間のライセンス許可手数料も2万5千ドルかかり、少しずつ厳しくしている様子が分かります。
ただ、イギリスFCAやキプロスCySECと比べると倒産時の補償が義務づけられていないため、緩めのライセンスとなっています。
マイナーライセンスを取るメリット
Axioryがベリーズというマイナーな国のライセンスを持っている理由は、日本からの圧力を受けにくいためです。
(その他、取得が簡単、維持費が安い、管理が簡単、という理由もあります)
イギリスFCAやオーストラリアASICなどでは日本の金融庁からの圧力があり、日本向けの営業が認められていません。
その他、日本との関係性が強いライセンスの場合、日本からの要請で急きょ日本での営業ができなくなる可能性があります。
そのような事態を防ぐために、Axioryを含めて海外FX業者は日本向けのライセンスをマイナーライセンスに切り替えています。
マイナーライセンスを使っているからと言って、安全性が低い訳ではないことを理解しておきましょう。
Axioryの信託保全と口座資金の出金は問題なくできる?
ベリーズライセンスは万が一の補償は義務付けていませんが、Axioryは独自で信託銀行に顧客資金を預け入れ、破綻時の対策を取っています。
Axioryはドーハ銀行に信託保全
Axioryの顧客資金はドーハ銀行にSegregated Account(分離口座)で管理されています。
これは単に「別々に管理されている(分別管理)」とは違って信託口座となり、顧客の支持無しには出金できない口座となります。
万が一Axioryが倒産したとしても債権者はこの口座から債券を取り立てることができないです。
他の海外FX業者は信託保全の情報を濁すことが多いですが、Axioryはしっかりと情報公開しているので、万が一の時でも顧客資金が保証されて出金できるので安心してください。
Axioryは日本の金融庁に登録していない
Axioryはベリーズのライセンスを取得していますが、日本の金融庁の許可は残念ながら取得していません。
日本の金融庁では以下のような規制があり、海外FX業者は金融ライセンスを取得することができない理由があります。
このようにレバレッジ25倍の規制があり、追証請求をしないと行けない。というルールがあるため、Axioryを含めた海外FX業者は日本の金融庁の許可を得ていません。
ですのでAxioryの立ち位置としては、法律上はグレーな状態となっています。
ただ、海外に拠点を持つ業者に対しては、金融庁から取締りができなく、金融庁からの警告に留まっています。
金融庁の許可を取っていないからと言って、逮捕されるようなことは過去1回もないので安心してください。
ただ、グレーな状態には違いないので、今後の海外FX業界への動向は随時チェックしておく必要はあります。
まとめ:Axioryは評判の良い安全な業者
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Axioryのライセンスについて詳しく見てきました。
ライセンスは1つしかなくマイナーですが、その他の資金管理はしっかり管理しています。
Axioryだけでなく海外FX業者全体に言えることですが、日本の金融庁の許可は取れていないので、今後の動向はチェックするようにしましょう。