IC Markets法人口座の開設方法と必要書類・口座開設にかかる時間

IC Marketsの法人口座開設手順や必要書類、口座開設にかかる時間を紹介します。

実際に法人口座を開設してみましたので、手順も画像付きで紹介していきます。

IC Marketsの法人口座開設はコチラ

IC Marketsの法人口座について

IC Markets法人口座の口座タイプと必要書類を紹介します。

口座タイプは個人と同じ3種類

	ｽﾀﾝﾀﾞｰﾄﾞ口座	ﾛｰｽﾌﾟﾚｯﾄﾞ口座(MT4)	ﾛｰｽﾌﾟﾚｯﾄﾞ口座(cTrader)
取引方式	STP方式	ECN方式	ECN方式
口座開設ボーナス	無し	無し	無し
入金ボーナス	無し	無し	無し
ｷｬｯｼｭﾊﾞｯｸ(期間限定)	あり	あり	あり
レバレッジ	1000倍	1000倍	1000倍
スプレッド	狭い	もっと狭い	もっと狭い
取引手数料	かからない	1ﾛｯﾄ7㌦	1ﾛｯﾄ6㌦
1ロット	10万通貨	10万通貨	10万通貨
最小ロット	0.01ロット	0.01ロット	0.01ロット
最大ロット	200ロット	200ロット	200ロット
最大ﾎﾟｼﾞｼｮﾝ数	200	200	2000
最低入金額	15,000円	15,000円	15,000円
ゼロカット	ゼロカットは保証ではない	ゼロカットは保証ではない	ゼロカットは保証ではない
プラットフォーム	MT4/MT5	MT4/MT5	cTrader

IC Marketsの法人口座は個人口座と同じ3種類になります。

スタンダード口座とロースプレッド口座があり、ロースプレッド口座はMT4とcTraderを選択することができます。

cTraderの方が取引手数料が1ドル安いので、取引プラットフォームにこだわりがなければ、cTraderを選択すると良いでしょう。

法人口座に必要な書類は9種類

IC Marketsの法人口座は必要書類が非常に多く、審査が非常に厳しいです。

特にLEI（Legal Entity Identifier）という取引主体識別コードが必要に、事前に取得しておく必要があります。

・海外FXで法人口座を作るためのLEI(Legal Entity Identifier)の申請方法

また定款についても「監督による手書きのサイン」が必要と言われたので、「申告受理及び認証証明書」が定款に対する公正証書の役割になることを説明して受理してもらっています。

※申告受理及び認証証明書：会社設立時に司法書士からもらえる書類

IC Marketsの法人口座を作るメリット

IC Marketsで法人口座を作ることで、以下のようなメリットがあります。

税金が安くなる

IC Marketsを含む海外FXでは法人化することで税金が安くなります。

参照：国税庁 No.2260 所得税の税率、国税庁 No.5759　法人税の税率

法人の方が税率が高くならず、個人は最大55%の税金がかかりますが、法人は最大で33.2%の税率となります。

所得が低いと法人の方が税金が高くなりますが、年間の所得が900万円～1,000万円くらいになると法人化する方がおすすめです。

経費で計上できるものが増える

法人化することで、個人よりも経費にできるものが増えます。

車は会社名義に変更することで100%経費にすることができます。

家も会社名義に変更すれば、按分(仕事部屋の面積割合や、1日あたりの仕事の割合)で経費申請することが可能です。

役員報酬も経費になるので、個人会社にして奥さんや家族にも役員報酬を支払うことで、税金を抑えることもできます。

給料に対しては税金がかかりますが、会社員は「給与所得控除」があるため、個人よりも税金が減ってきます。

出張手当も経費にできるので、遠方でのFXセミナーや勉強会などの参加も、経費に上乗せして出張費として経費を計上可能になります。

損益通算・損失繰越が可能になる

個人では損益通算と損失繰越ができませんが、法人化することで可能になります。

損益通算

損益通算は、個人の場合は国内FXと海外FXは所得の種類が違うため、損益通算（損失と利益を相殺すること）ができず、税金が高くなります。

しかし法人化することで損益通算が可能になります。

参照：国税庁 No.2250 損益通算

損失繰越

個人トレーダーの場合は基本的に海外FXは「雑所得」になってしまうため、損失繰越ができません。

しかし法人化することで最大10年の損失繰越が可能になります。

損失繰越ができると、赤字の年があれば、翌年などの黒字の時に、赤字分を引いて計算することができるので、税金を抑えることが可能です。

FXは損失が出ることもあるので、損失繰越ができることで、税金をかなり抑えることができます。

IC Marketsの法人口座開設方法

ここからはIC Marketsの法人口座開設手順を紹介していきます。

トップページからGet Started

まずはIC MarketsのトップページからGet Startedをクリックします。

Your personal details（個人情報）

代表者の氏名とメールアドレス、電話番号を入力します。

Tell us more about yourself（あなたの詳細）

Choose your account typeは「Corporate」を選び、再度同じ情報もありますが、代表者の情報と会社情報を入力します。

LEIは国際的な法人番号ですが、事前取得が必要になります。

まだ取得していない人は以下のページを参考にして取得しましょう。

・海外FXで法人口座を作るためのLEI(Legal Entity Identifier)の申請方法

Trading account configuration（取引口座の設定）

取引プラットフォームと口座タイプを選択します。

後から追加口座ができるので、何を選んでも大丈夫ですが、ロースプレッド口座のcTraderは取引手数料が1ドル安くなるのでおすすめです。

基本通貨はJPYを作っておいた方が税務計算が簡単なので良いでしょう。

Declaration（宣言）

秘密の質問を選んで、回答を入力します。

雇用と所得

IC Marketsの会員ページに移動するので、雇用と所得の状況を選択します。

何を選択しても問題ありません。

取引の知識と経験

取引の知識と経験を選択します。

「はい・いいえ」で答える選択肢は全て「はい」を選択しておきましょう。

企業タイプの選択

企業タイプを選択して送信します。

通常の会社であれば「Company」を選択しておきます。

必要書類のアップロード

必要書類のアップロードをします。

定款や株主名簿などは「追加の文書」で1つずつアップロードしましょう。

定款は「監督のサイン」を求められたため、法人設立時にもらえる「申告受理及び認証証明書」を添付して定款を証明する書類であることを伝えて受理してもらっています。

また、財務諸表のうち「貸借対照表にサインまたは押印してアップする」ように言われたので、再提出をしています。

 
LEIの証明書を取得する方法

LEIの証明書は、JPX-LEI検索画面から詳細情報をクリックしたページをPDFにして提出しました。

法人口座開設の完了

これで法人口座開設の完了です。

特に完了メールが来ませんでしたが、入金できそうだったので、完了したと判断しました。

口座開設には約2週間かかり、LEIの取得が別途1週間ほどかかっています。

二段階認証の設定

IC Marketsにログインをすると二段階認証の設定を求められるので、設定しておきましょう。

 
Google認証アプリかSMS認証を選択

二段階認証はGoogle認証アプリまたはSMS認証のどちらかを選択することができます。

私の場合はSMSを選択しました。

 
認証作業

携帯番号を入力して、送られてきた番号を入力すると、二段階認証の完了です。

これで法人口座手続きの完了になります。

まとめ

IC Markets法人口座の開設方法について紹介して来ました。

IC Marketsは提出する書類が多く、LEIの取得も必要になるのでかなりの手間と時間がかかります。

もしIC Marketsで法人口座を開設する場合は、事前に書類を準備してから手続きすると良いでしょう。

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