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TitanFXは万が一の破綻時に顧客資金を守るために信託保全をしているのか?調査してみました。
信託銀行の信託口座に保管することで、TitanFXは顧客資金に手を付けられなくなりますが、分別管理の場合は手が付けられるため、破綻時に顧客資金に手を付ける可能性もあります。
今回は顧客資金の安全性について、詳しく調査して行きます。
このページの目次
TitanFXは信託保全・分別管理どちらなのか調査
Titan FXのポリシー:提携銀行情報と資金管理セキュリティ
TitanFXの顧客資金は信託保全なのか?分別管理だけなのか?見て行きましょう。
参照:みんなのFX 信託保全
参照:日本証券業協会
国内FXでは分別管理も信託保全と同じ意味を持つことがありますが、海外FXで言う「分別管理」は、単に別々に管理されている可能性が多く、万が一の場合にトレーダーよりも債権者に優先的に資金が行く可能性があります。
信託保全と分別管理は意味が大きく違うので、信託保全をやっている業者にお金を預ける方が安心です。
TitanFXはNBV(バヌアツ国立銀行)とNAB銀行(ナショナルオーストラリア銀行)にて管理
TitanFXの分別管理についてのページには、どこの銀行で管理しているか記載がなかったため、TitanFXに直接聞いてみました。
信託保全についての回答
バヌアツには、信託銀行の制度は、ございませんので、お客様の資産は、全額、NBV(バヌアツ国立銀行)とNAB銀行(ナショナルオーストラリア銀行)にて管理しております。これらの両銀行は、公的、国際的、または政府の株主を有する高格付けの銀行でです。
TitanFXでは「バヌアツ国立銀行」と「ナショナルオーストラリア銀行」にて顧客資金を管理していることが分かりました。
信託保全という制度がバヌアツには存在せず、信託保管はできていないようです。
ですので、単に分別管理(運営資金と顧客資金を別々の口座に保管する)にとどまっているようですね。
つまり、万が一の場合は、TitanFXが顧客資金に手が付けられてしまう状態となっています。
万が一の破綻時の補償について
TitanFXに万が一の破綻時に、顧客資金が補償されるかどうかについて確認しました。
破綻時の顧客資金について
万一、Titan FXに不測の事態が生じた場合でも、顧客資金は弊社運営資金と完全に切り離されて管理されています。しかしながら、Titan FXまたは取引金融機関が破綻した場合、必ずしも、お客様の資金全額が即時返金されること保証するものではございません。なお、弊社では昨年末よりThe Financial Commission(投資家とブローカーの紛争解決に特化した機関 )に加盟しております。
これにより、弊社のお客様へ一定の損害の補償等や第三者による紛争解決の手段を提案できるようになっております。
TitanFXからの回答を見ると、必ずしも顧客資金が戻ってくるものではないようです。
これを見る限りでは、万が一の破綻時は、顧客よりも債権者に優先的に資金が回ってしまう可能性もあります。
回答の後半に「The Financial Commission」についての記載があったので調べてみました。
The Financial Commissionの補償範囲について
The Financial Commissionは「紛争の無償仲裁」や「損害の保証」をしてくれる第三者機関で、最大2万ドルの損害補填をしてくれます。
TitanFXは2020年末にThe Financial Commissionに加盟したようです。
この2万ドルがTitanFXの破綻に対しても有効かどうか確認してみました。
Titan FXが破綻した場合は、The Financial Commissionの上限2万ユーロの補償は対象外となります。
TitanFXの回答は、「破綻時にThe Financial Commissionから補償はない」とのことでした。
つまり、先ほどメールではThe Financial Commissionに加盟していることを言っていましたが、これは破綻に対しては関係のないことで、何となく安心感を与えるための材料でしかありませんでした。
明確な回答がなく、うやむやにされた感じがあるので、TitanFXは破綻時に顧客資金を守る意思はないかもしれません。
まとめ:TitanFXは万が一の場合、顧客資金は100%補償されるものではない
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TitanFXのサイトには「信託保管」と記載がありますが、実際には信託口座にお金を入れている訳ではなく、単に分別管理となっていました。
「お客様の資金全額が即時返金されること保証するものではございません。」という回答をもらっているので、TitanFXの資金は定期的に出金するように心がけましょう。