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XMでアフィリエイトをしようと思っている人の中には「XMアフィリって違法なの?」と心配する人もいると思います。
ここでは金融庁や財務局の資料や、投資助言業について詳しい人と実際に話した情報を元に、XMアフィリエイトについて紹介して行きます。
XMアフィリエイトは普通に運営していれば今のところOKですが、以下の行為には注意しましょう。
このページの目次
XMアフィリエイトは違法なのか?合法なのか?
XMアフィリエイトが違法なのか合法なのか?を見て行きたいと思います。
XMアフィリエイト自体は”グレー”な立ち位置となりますが、今のところ逮捕者もなく、注意喚起レベルになっています。
しかし、金融商品取引法に掛かる行為や特定の行為をした場合に金融庁から警告を受けている会社が複数あったので、事例と共に紹介して行きます。
XMの日本での運営は違法の可能性がある
引用:金融庁 無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について
日本の法律では外国証券会社は日本国内に営業拠点が必要となり、金融庁の登録が必要になります。
しかしXMは今のところ金融庁の登録を受けていません。
また、日本国内ではレバレッジが25倍以下にしなければならず、損失補填(ゼロカット)も禁止されている(金商法第39条)ため、日本のFXのルールに従っていない状態です。
XMが違法と言い切れない理由
上で金融庁の無登録業者の警告文を紹介しましたが、XMが違法と言い切れない部分があります。
違法行為と見なされない部分について紹介します。
XM自体が勧誘・勧誘に類する行為を行わない場合
引用:外国金融サービス業者が我が国市場に参入するにあたって適用される法規制
登録を受けない外国証券業者であっても、証券業者が「勧誘」及び「勧誘に類する行為」をすることなく国内居住者から注文を受ける場合は、国内居住者との取引をすることができます。の記載が金融庁にあるため、違法とは断定できない部分もあります。
実際にXMのサイトにも「口座を開設いただいた場合、お客様はXMTradingによる勧誘なく、ご自身の意思でご登録されたものとみなします。」と記載があるので、XMとしては投資勧誘は行っていない。という判断だと思われます。
日本国内の日本人を対象にした営業ではないと認められた場合
引用:外国証券業者によるインターネット等を利用したクロスボーダー取引
もう1つ、XMが日本国内の日本人向けにサービスを行っていない(外国に住んでいる日本人向けのサービス)と認められた場合も違法ではなくなります。
「日本国内の投資者が当該サービスの対象とされていない旨の文言が明記されていること」などの条件がありますが、これらが認められた場合はXMは違法とは見なされないです。
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XMの違法性やXMで取引することの違法性については、別ページで詳しく掘り下げているのでコチラのページを参考にしてください。
XMアフィリエイトはグレーゾーン
次にXMアフィリエイトですが、XMトレードと同じくXM自体は違法の可能性がありますが、それを紹介する行為はグレーな立ち位置です。
通常のアフィリエイト活動であれば問題なく、個別のアフィリエイト運営者が捕まっている事例もありません。
しかし、金融庁の資料を見ている限りでは海外FXアフィリエイトに+αの行為をすることで警告を受けている会社が複数ありました。
以下の財務局と金融庁の資料を参考にしてください。
金融庁・関東財務局の発表資料
関東財務局(財務省)の資料
引用:関東財務局 海外に所在する無登録業者によるFX取引等の勧誘等に注意!
関東財務局のサイトにこのように海外FXのアフィリエイトについても注意を喚起する記事があります。
「広告行為についても、金融商品取引法違反行為(無登録営業)に該当する可能性があります」と記載があるので、かなり厳しめの書き方です。
この記載を見る限りではXMアフィリエイトも怪しい感じですね。
しかし「該当する可能性があります」とあり断定的な記載ではないので、あくまでグレーゾーンでの話しだと思われます。
通常のXMアフィリエイトなどは問題ありませんが、「商品の販売+特定業者での口座開設の勧誘」や「口座開設した顧客に対しての利益の提供」などは法律違反になるので注意してください。
以下の金融庁の資料に掲載されている事例を参考にしてください。
金融庁の資料
金融庁の無登録で金融商品取引業を行う者の名称等についてを見てみると、具体的な事例等が載っています。
この資料は「投資助言を無許可で行っていた」というものが多いですが、抜粋して海外FX関係の情報を掲載します。
商品を購入した顧客に対して海外FX業者への口座開設を紹介した
コチラの2件は両方とも商品(EA?情報商材?)を販売した顧客に対して海外FX業者の口座開設を求めた記載がありました。
いろいろと詳しい情報を調べて行くと、「有料で販売してさらに口座開設を促す行為」が良くないようです。
「無料で提供して口座開設を促す行為(EAを無料提供する代わりに口座開設してもらう)」などの行為は今のところ良さそうですが、「有料販売+口座開設」はNGになるので気を付けましょう。
販売する自動売買ソフトを業者指定された
コチラの件も販売する自動売買ソフトを業者を指定して登録させたことで警告を受けています。
自動売買ソフトの販売などは1つの業者を指定すると「投資助言」に該当してしまうようで、業者を指定せずに販売する必要があります。
EA等の有料販売については業者指定しないようにしましょう。
口座開設に対して報酬の一部を支払う
コチラの事例は海外FX業者に口座開設する代わりに報酬の一部を支払う旨の記載があったようです。
金融商品取引法では顧客に対して利益を提供する行為は禁止されています。(金商法第41条の2第5号)
アフィリエイトサイトが独自でキャンペーンを行っていますが、それらは違法行為なので注意しましょう。
セミナーで海外FX業者の勧誘
コチラはセミナーで海外FX業者の勧誘を行っていました。
これは「特定の業者の勧誘を行っていた」ことがダメだったのか、「海外FX業者の勧誘」そのものがダメだったのか分かりませんでしたが、不特定多数の人に直接勧誘する行為は止めておきましょう。
XMアフィリエイトを違法にしないための注意点
XMアフィリエイトは通常の活動であれば問題ありませんが、以下のケースは違法になる可能性があります。
ネット上を見てみると、違法行為をやっているアフィリエイターもいるので気を付けるようにしましょう。
登録や取引に利益(お金や景品)を付けると金商法違反
XMに登録を促すアフィリエイトは通常では問題ありませんが、口座開設をする代わりに個別に利益(お金や景品等)を付ける行為は金融商品取引法41条の2第5号で禁止されています。
(XMに元々付いている口座開設ボーナスや入金ボーナス等は問題ありません)
実際にキャッシュバックサイトは金融庁からの警告業者になっているので、理解できると思います。
個別にお金や商品券などを渡す行為をしていると金融庁から連絡が来るかもしれないので気を付けてください。
断定的判断の提供や確実であると誤解させる内容は違法
金融商品取引法38条では「顧客に対し、不確実な事項について断定的判断を提供し、又は確実であると誤解させるおそれのあることを告げて金融商品取引契約の締結の勧誘をする行為」は禁止されています。
ウェブサイトやブログで「確実であると誤解させる」記載はしないように気を付けてください。
ウェブサイトやブログの見える箇所に「投資の最終判断は、お客さま自身で行ってくださいますようお願いします。」などを記載しておきましょう。
個人的に損失を補う行為も違法
金融商品取引法第39条では顧客への損失補填が禁止されているので、損失した顧客に対して個別の補填行為はしないようにしましょう。
以前、顧客の損失補填をしたとして東郷証券の幹部が逮捕される事件も発生しています。
EAの販売や無料提供はOKでもバージョンアップはNG
EAの販売や無料提供する行為は禁止されていませんが、EAのバージョンアップは「投資助言」と判断されてしまうため気を付けましょう。
ただ、最初から完全なEAを作るのも難しいと思うので、別商品として販売したり、投資助言業登録をしているGogoJungleなどを経由して販売した方が無難です。
EAの販売+特定業者での口座開設もNG
「EAの無料提供+特定業者での口座開設」は今のところ問題なさそうですが、「EAの有料販売+特定業者での口座開設」は金融庁から警告を受ける事例が発生しています。
よくEA開発者さんで「〇〇の業者に登録してくれたらEAを提供します」というSNSなどは流れていますが、EAを有料にする場合は特定業者での口座開設はさせないように気を付けてください。
まとめ:XMアフィリエイトはグレーゾーン 常に情報収集しておこう
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XMアフィリエイトの違法性について解説して来ました。
今のところXMアフィリエイトは問題ありませんが、金商法に掛かる行為をしたり、「EAなどの有料販売+特定業者での口座開設」などは投資助言に該当すると判断される場合は警告等を受ける可能性があります。
XMに限らず海外FXアフィリエイトをする場合は、金融商品取引法をはじめ、法律関係をしっかりと勉強してから活動するようにしましょう。