XMの出金拒否・出金できない!?トラブルの理由と対処方法

XMの出金拒否

XM(XMTrading)の出金拒否・出金できないトラブルの理由と対処法を紹介していきます。

悪質な出金拒否というわけではなく、XMで出金する際にはいくつかのルールがあり、守らないと出金できないケースがあります。

事前にルールを確認しておけば防ぐことができるので、出金の手続き前に確認してみてください。

XMの出金拒否トラブルとは?

XMの出金拒否とは、トレーダーが出金申請したにもかかわらずXM側が出金を拒むことを指し、海外FXのトラブルの一つです。

悪質な海外FX業者では、「禁止トレードなどの違反行為をしたから」というような理由を付けて出金拒否するケースがあります。

XMの場合、利用者側が何らかの禁止行為をしたら一時的に出金を拒むことはあっても、悪質な出金拒否はありません。

XMの出金拒否は実際にあるのか口コミ調査

XMの出金拒否は実際にあるのか、Twitterで口コミを調査してみました。

XMで出金拒否されたという事例をTwitterで確認しましたが、申請の手違いによるものやルール違反で出金拒否になった事例が見られました。

 

その他、出金拒否のトラブルについてのツイートが見られましたが、XM側の一方的な出金拒否なのか、トレーダーが禁止行為を行ったのか具体的な理由が分かりませんでした。

調査したところXMの出金拒否の情報は少なく、XMが故意に出金拒否をしているというようなケースはないため、悪質行為は少ないと考えられます。

XMは海外FX業者の中でも人気No.1なので、悪意のある行為が多発すれば瞬く間に悪い情報が広まります。

そのため、XMで出金拒否が起こる場合は、利用者側が禁止行為などを行ったことによる可能性が高いです。

XMが出金拒否するメリットなし!悪質なFX業者と見分けるポイント

XMが出金拒否したところでメリットはありません。

一次的に悪質な出金拒否による持ち逃げをしたところで金額はそれほど大きくなく、出金拒否による悪評が広まる方が利用者を減らし損失が大きくなってしまいます。

XMが悪質なFX業者かどうか見分けるポイントとしては、金融ライセンスを保有しているか、資金管理方法はどういったものかを確認することが有効です。

金融ライセンスを複数保有している

XM(Trading Point of Financial Instruments Ltd)は、本社をキプロスに置く世界的な金融グループで、グループ全体で10以上の「金融ライセンス」を取得しています。

XMグループは、3つの会社で構成されています。

XMグループ
  • 【ヨーロッパ法人】Trading Point of Financial Instruments UK ltd
  • 【オーストラリア法人】Trading Point of Financial Instruments Pty Ltd
  • 【セーシェル法人】Trading Point (Seychelles) Limited

日本人向けには、セーシェル金融庁(FSA)のライセンスを使って運営しています。(参照:XM公式)

XMは、最もライセンス取得や維持が難しいとされるイギリス(FCA)やキプロス(CySEC)の金融ライセンスを取得している信頼の高い業者です。

世界的に見ても取得や維持が難しい金融ライセンスを持っているので、XMの出金拒否は考えにくいと言えます。

信託保全がある

補償額 信託銀行
1人100万ドル 英バークレイズ銀行

信託保全とは、顧客から預かった証拠金などを信託銀行に信託することを言います。

海外FX業者の経営が破綻した際、信託保全している資産を顧客に配分することによって顧客の財産を守ります。

ポイント

金融ライセンスを保有している会社は、顧客が口座に預けている資金と自社の資金を別々に管理すること(分別管理)を義務付けられています。

XMが分別管理している先は、2009年で総資産高が世界第2位で、イギリスで時価総額が第2位のイギリスのバークレイズ銀行です。

XMはこのほかにも、AIG保険で1人100万ドル(約1億円)の損害保険に加入しているため、万が一倒産しても利用者に確実に資金が戻ってくるようになっています。

このように、XMは金融ライセンスの複数取得や資金管理の面などをきちんと行っているため、ホワイトFX業者と言えます。

XMで出金拒否・出金できない理由/原因は?10のケースを紹介

XMで出金拒否・出金ができない理由や原因を紹介していきます。

XMで出金拒否が起こる原因には、規約違反によるものと、そもそも出金が認められていないものの大きく分けて2パターンがあります。

入金履歴がない方法での出金

XMに限らず海外FX業者では、原則として「入金した方法と同じ方法で出金する」というルールがあります。(参照:XM「カテゴリー別よくあるご質問」入金・出金)

MEMO

入金した方法と同じ方法で出金するルールは、マネーロンダリング(資金洗浄)対策として資金の出所を把握しやすくするためです。

そのため、クレジットカードで入金した場合はクレジットカードで出金、Bitwalletで入金した場合はBitwalletで出金する必要があり、入金履歴がない方法での出金はできません。

ただ、銀行送金以外の方法の場合、「入金した同額までしか出金できない」という出金上限があります。

クレジットカードやBitwalletなどは利益分が出金できず、銀行口座に出金することになるので覚えておきましょう。

出金の優先順位を守っていない

XMで複数の方法で入金した場合、優先順位に従って出金しなければならないというルールがあります。(参照:XM「カテゴリー別よくあるご質問」入金・出金)

XM 出金の優先順位
  1. クレジットカード/デビットカード
  2. Bitwallet,BXONE,STICPAY
  3. 海外銀行送金

例えば、クレジットカードで3万円、Bitwalletで1万円入金して、トレードの結果3万円の利益が出た場合、口座残高合計は7万円になります。

この例の出金手順としては以下のようになります。

出金手順
  1. 3万円をクレジットカードで出金
  2. 1万円をBitwalletで出金
  3. トレード利益3万円を海外銀行送金で出金

入金と異なる方法で出金しようとしたり、Bitwalletやクレジットカードで入金額以上の出金をしようとしたりした場合は、出金エラーとなるので気を付けましょう。

注意

クレジットカードで出金の際、クレジットカード会社側で「入金をキャンセル・返金」の手続きを取りますが、返金が可能な期限は原則1年です。(各クレジットカード会社で異なる)

返金処理が可能な期限が過ぎている場合も、出金エラーとなるので注意してください。

海外銀行送金に対応していない銀行への出金

海外銀行送金に対応していない銀行が日本には何行か存在しており、それらの銀行を出金先としているとエラーが起きて出金ができなくなります。

海外銀行送金が未対応の銀行
  • 新生銀行
  • みずほ銀行(ネット支店)
  • ゆうちょ銀行
  • ジャパンネット銀行
  • じぶん銀行
  • セブン銀行

上記6つの銀行の口座しか保有していない場合には、新しく海外銀行送金に対応している銀行の口座を開設しましょう。

SWIFTコードがない銀行への出金

SWIFTコードと呼ばれる番号がない銀行への出金はできないので、出金する際には確認が必要となります。

MEMO

SWIFTコードは、銀行間通信網(SWIFT)において銀行を特定するために割り当てられた番号です。

出金先にしようとしている銀行にはSWIFTコードがあるのか、事前に調べておきましょう。(参考:SWIFT/BICコード一覧)

万が一、SWIFTコードのない銀行からXMへ入金した際には、XMのサポートに連絡を取って別銀行への出金の許可を得ましょう。(参照:XM サポート)

海外銀行送金以外での入金額以上の出金

XMでクレジットカードもしくはBitwalletで入金した場合、入金額までの出金はできますが、入金額後に発生した利益の出金は海外銀行送金になります。

つまり、入金額以上の出金は海外銀行送金のみでしかできません。

注意

XMを含め海外FX業者では、マネーロンダリング防止のため「入金と出金は同じ方法をとること」というルールがあります。

海外銀行送金以外は、基本的に入金した方法と同じ方法で、入金額と同じ額までしか出金できないことを覚えておきましょう。

出金先銀行の情報入力時の不備

出金時には出金先銀行の情報を入力することとなりますが、その際情報に不備があれば出金はできません。

XMを含め海外FX業者に出金先を登録する際には、銀行の名前や住所などを英語で記載する必要があるため、記載する際にはミスがないように注意しましょう。

ただ、英語で住所などを書くのに慣れている人は少ないと思うので、日本語住所を英語表記に変換するサイトなどを利用すると便利です。(参考:JrDress)

XMのボーナスを出金しようとしている

ボーナスの出金 利益の出金
不可能 可能

XMは口座開設ボーナスや取引ボーナスなど豊富なボーナスが用意されていますが、これらのボーナスは出金することができません。

MT4ではボーナスは「クレジット(証拠金)」に分類されることとなり、お金ではないため出金不可能となります。

ただ、ボーナスを利用して得られた利益は出金が可能なので安心してください。

また、トレードのたびにもらえる「XMポイント」に関してはボーナスに変えずに「現金として出金」することができますが、ボーナスと比較して13分の1まで減少してしまいます。

XMポイントは現金に変えることができるものの、ボーナスのまま利用することをおすすめします。

他口座間での両建取引や裁定取引を行った場合

XMで両建て取引や、裁定取引(裁定取引と呼ばれる業者間のレートの違いを利用した取引)を行った場合、出金拒否が起こります。

両建て取引については、同一口座内であれば両建ては認められています。

しかし、XMで保有している他口座間での両建て取引や、他業者との両建て取引は、ゼロカットシステムを悪用したトレードができてしまうため認められていません。

MEMO

ゼロカットシステムとは、残高がマイナスに落ち込んだとしてもFX業者が負債を補填・ユーザーに追証がないシステム。

値動きが激しい指標発表時に2つの口座で両建てをしていた場合を例にとって考えてみましょう。

  • 1つ目の口座:レートが大きく動いたためロスカットができずにゼロカット対象
  • 2つ目の口座:反対方向に入っていたため大きく利益が生まれる

1つ目の口座は損が出ていますが、ユーザー側にはゼロカットシステムにより追証はなく、XM側が損失を補填することになります。

このようなことが起こるのを防ぐため、ゼロカットを利用した両建て取引はXMでは禁止されています。

ポジション保有時に証拠金維持率が150%を下回る出金

トレードでポジションを保有している状態で出金をする場合、証拠金維持率が150%を下回る出金は認められていません。

証拠金維持率とは

証拠金維持率とは、現在の口座の残高に対して、ポジションがどれくらいの比率があるのか表したものです。

XMの口座を確認すると、証拠金維持率を確認することができます。

「口座残高がなくならない範囲で出金を」ということなのですが、ポジションを持っている時に出金をすると証拠金維持率が下がってしまいます。

そのため、基本的にはポジション保有時の出金はおすすめできませんが、どうしても出金したい場合は一度ポジションを決済もしくは、数量を減らしてから出金申請しましょう。

XMに登録した住所と出金先に登録した住所が異なる

XMに登録している住所と、銀行など出金先に登録した住所が異なる場合、エラーとなり出金することができません。

引越しなどで住所が変わったときには、銀行やクレジットカードの住所変更手続きをすると思いますが、XMの住所変更は忘れてしまうケースがあります。

住所が何らかの理由で変わった場合は、XMと出金先に登録している住所を同じにしてから出金の申請を行いましょう。

XMの出金拒否トラブルの対策

「勝ちすぎたから」といった不当な理由での出金拒否は、XM側にメリットがないため考えにくいです。

XMで出金拒否があった場合、正しい方法・手順で出金しようとしているか、規約違反をしていないか確認してみましょう。

XMで規約違反となる事柄
  • ボーナスの不正受取や悪用
  • 他の口座間での両建取引
  • 裁定取引(アービトラージ)
  • 窓開けを利用したハイレバトレード(ギャンブルトレード)
  • レートエラーやシステム障害を利用した取引

ボーナスの悪用や裁定取引などは意図的なものですが、他の口座間での両建て取引は気づかずに行っている場合もあるので気を付けましょう。

また、システムの障害やXMが意図しないレートエラーを使った取引は禁止されており、得た利益は無効となる場合があります。

規約違反を確認したうえで、特にやましいことがないという場合には、XMのサポートデスクに問い合わせましょう。

MEMO

・XMサポートデスク:support@xmtrading.com

・日本語ライブチャットあり

(参照:XM サポート)

XMのサポートデスクは土日を除く週5日24時間対応してくれるので、もし出金がうまくできない場合には連絡してみてください。

XMの出金拒否の防止のためにルールを守ろう

ゲムゲム

XMの出金拒否・出金できないトラブルの理由と対処法を紹介してきました。XMの出金ルールを守ることでトラブルを未然に防ぐことができます。

XMは世界的に見ても取得や維持が難しい金融ライセンスを複数保有しており、信託保全も行っている優良企業です。

XM側が意図的に出金拒否をすることは利用者が減ってしまうなどしてメリットがないため、出金拒否される場合には利用者側に原因がある場合があります。

規約違反をしていないか、そもそも出金が認められていない方法で出金しようとしていないかなどルールを事前に確認しておきましょう。

ルールを覚えておくことでXMとの出金トラブルを防ぎ、ストレスなく出金をすることができます。

XMの公式サイトはコチラ

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