ゲムゲム
ぜひEAを使うかどうかの参考にしてください。
GogoJungleの有料EA「Leap【飛躍】」をTDS(Tick Data Suite)を使ってバックテストを行ったので、結果を紹介して行きます。
実際のトレードと近くなるように、変動スプレッド、スリッページ機能を付け、スプレッドも平均的なスプレッドになるように補正しています。
Leap【飛躍】はブレイクアウト手法のEAのようですが、成績はどうなのでしょうか。
当サイトでバックテストを行なった結果がコチラです。
更新日2024年6月30日
| 過去18年 2007.1~2024.6 |
リリース後 2020.3~2024.6 |
|
|---|---|---|
| USDJPY | +70,852円 | +10,470円 |
| GBPUSD | -499,227円 | -257,072円 |
| EURUSD | -499,384円 | -222,044円 |
| EURJPY | -499,727円 | -279,576円 |
※0.1ロット運用、証拠金50万円で検証しました。
LeapはUSDJPYは過去18年、リリース後ともにプラスで、他の3通貨ペアはマイナスとなりました。
スプレッドが狭くないと、利益を出すのが厳しそうです。
では、Leap【飛躍】を詳しく見て行きましょう。
このページの目次
Leap【飛躍】の特徴

| 取引タイプ | 通貨ペア | 時間足 |
|---|---|---|
| スキャルピング | USDJPY/EURJPY/EURUSD/GBPUSD | 15M |
| 最大ポジション | リリース日 | 価格 |
| 1 | 2020年03月16日 | 25,000円 |
Leap【飛躍】は1ポジのブレイクアウト手法のEAです。
対応通貨ペアは、全通貨対応となっていますが、基本的には、ボラティリティが高くスプレッドが狭めの通貨ペアがおすすめされています。
販売ページにはUSDJPY/EURJPY/EURUSD/GBPUSDの4通貨ペアが記載されていますので、当記事でも4通貨ペアで検証しました。
GogoJungleでの公開成績
| 収益 | 773,413円 | 収益率(全期間) | 21.13% |
|---|---|---|---|
| プロフィットファクター | 1.25 | 勝率 | 76.14% (469/616) |
| 初期ロット数 | 1.0ロット | 最大ポジション数 | 4 |
| リスクリターン率 | 2.21 | 最大ドローダウン | 8.02% (349,991円) |
| 平均利益 | 8,180円 | 最大利益 | 25,440円 |
| 平均損失 | -20,893円 | 最大損失 | -25,700円 |
Leap【飛躍】は公開成績を見ると、リリースしてから最初の方は停滞していますが、2022年になって成績が伸びています。公開成績は複利設定のようですので、ロットは大きめになっています。
月次分析(月間の損益)



月次分析を見ると、2023年はマイナスが多めです。2022年はマイナスの月もありますが、全体的にプラスの月が多いです。
月間の取引回数

月間の取引回数は1ヶ月に100回前後となります。
FirstPipsさんの他のEA

FirstPips合同会社さんはLeap【飛躍】以外にもゴゴジャンにEAをリリースしています。
ほかのEAも検証していますので参考にしてください。
Leap【飛躍】の設定

| fixed | Lotsで指定したlotで固定されます。 |
| fukuri | 1ポジションあたりの許容証拠金損失額をRisk_fukuri_persentで設定した割合(%)になるようにロットを自動調整します。 |
| tanri(デフォルト) | 1ポジションあたりの許容証拠金損失額をRisk_tanri_yenで設定した金額(円建て口座なら円)になるようにロットを自動調整します。 |
マネーマネージメントモードが設定されていて、デフォルトはtanri(単利)モードになっています。検証では、fixedで固定ロット0.1ロットで行っています。
2007年~のバックテスト結果
ゲムゲム
スプレッド補正
| 基準値 | TDS | 補正値 | |
|---|---|---|---|
| USDJPY | 1.60pips | 0.59pips | 1.01pips |
| GBPUSD | 2.27pips | 1.11pips | 1.16pips |
| EURUSD | 1.68pips | 0.38pips | 1.30pips |
| EURJPY | 1.70pips | 0.95pips | 0.75pips |
スプレッドが広めの業者のスタンダード口座に合わせて検証しています。
(スプレッドが狭い業者を使うと、成績が良くなります)
変動スプレッドON、スリッページONにして、できるだけリアルに近い環境でテストしています。
USDJPY

| 過去18年 | リリース後 | |
|---|---|---|
| 収益 | +70,852円 | +10,470円 |
| 収益率 | +14.1% | +2.0% |
| 勝率 | 60.08% | 58.72% |
| PF | 1.03 | 1.02 |
| 最大ドローダウン | 140,527円(27.59%) | 83,418円(14.58%) |
| リスクリターン率 | 0.50 | 0.13 |
| 平均利益 | 835円 | 833円 |
| 最大利益 | 10,378円 | 6,260円 |
| 平均損失 | -1,217円 | -1,164円 |
| 最大損失 | -12,762円 | -10,327円 |
USDJPYは過去18年、リリース後ともにプラスでした。
年次・月次の成績


年間成績は2007年と2023年が大きくマイナスになっています。
EURJPY

| 過去18年 | リリース後 | |
|---|---|---|
| 収益 | -499,727円 | -279,576円 |
| 収益率 | -100.0% | -56.0% |
| 勝率 | 59.23% | 59.22% |
| PF | 0.77 | 0.57 |
| 最大ドローダウン | 546,455円(99.95%) | 284,075円(56.62%) |
| リスクリターン率 | -0.91 | -0.98 |
| 平均利益 | 754円 | 608円 |
| 最大利益 | 7,420円 | 3,880円 |
| 平均損失 | -1,420円 | -1,539円 |
| 最大損失 | -15,072円 | -13,800円 |
EURJPYは過去18年ロスカット、リリース後はマイナスでした。
年次・月次の成績


EURUSD

| 過去18年 | リリース後 | |
|---|---|---|
| 収益 | -499,384円 | -222,044円 |
| 収益率 | -99.9% | -44.5% |
| 勝率 | 57.74% | 58.66% |
| PF | 0.85 | 0.77 |
| 最大ドローダウン | 507,228円(99.88%) | 272,082円(53.48%) |
| リスクリターン率 | -0.98 | -0.82 |
| 平均利益 | 1,151円 | 1,053円 |
| 最大利益 | 9,375円 | 6,539円 |
| 平均損失 | -1,854円 | -1,945円 |
| 最大損失 | -16,931円 | -12,005円 |
EURUSDも過去18年ロスカット、リリース後はマイナスでした。
年次・月次の成績


GBPUSD

| 過去18年 | リリース後 | |
|---|---|---|
| 収益 | -499,227円 | -257,072円 |
| 収益率 | -99.9% | -51.5% |
| 勝率 | 59.95% | 60.85% |
| PF | 0.85 | 0.74 |
| 最大ドローダウン | 520,908円(99.85%) | 266,666円(52.33%) |
| リスクリターン率 | -0.96 | -0.96 |
| 平均利益 | 1,251円 | 1,001円 |
| 最大利益 | 25,921円 | 6,491円 |
| 平均損失 | -2,200円 | -2,115円 |
| 最大損失 | -23,086円 | -26,206円 |
GBPUSDも過去18年はロスカット、リリース後もマイナスでした。
年次・月次の成績


通貨ペア合計の損益
過去18年の成績でプラスだった通貨ペアはUSDJPYのみだけでした。
まとめ
| 過去18年 2007.1~2024.6 |
リリース後 2020.3~2024.6 |
|
|---|---|---|
| USDJPY | +70,852円 | +10,470円 |
| GBPUSD | -499,227円 | -257,072円 |
| EURUSD | -499,384円 | -222,044円 |
| EURJPY | -499,727円 | -279,576円 |
※0.1ロット運用、証拠金50万円で検証しました。
ゲムゲム
Leap【飛躍】のバックテストをしましたが、プラスだったのはUSDJPYだけで、他の3通貨ペアは過去18年はロスカットになりました。
ぜひ参考にしてください。


