ReTypeのEA検証結果

ゲムゲム

今回はReTypeを検証して行きたいと思います。
ぜひEAを使うかどうかの参考にしてください。

GogoJungleの有料EA「ReType」をTDS(Tick Data Suite)を使ってバックテストを行ったので、結果を紹介して行きます。

実際のトレードと近くなるように、変動スプレッド、スリッページ機能を付け、スプレッドも平均的なスプレッドになるように補正しています。

ReTypeはUSDJPY専用のデイトレEAですが、成績はどうなのでしょうか。

当サイトでバックテストを行なった結果がコチラです。

更新日2024年9月30日

過去16年
2007.1~2024.9
リリース後
2022.8~2024.9
収益 +1,619,608円 -82,621円
収益率 +323.9% -16.6%
勝率 59.77% 54.47%
PF 1.28 0.93
最大ドローダウン 164,677円(7.26%) 162,695円(28.84%)
リスクリターン率 9.84 -0.51
平均利益 1,718円 2,159円
最大利益 44,950円 13,920円
平均損失 -1,988円 -2,792円
最大損失 -9,200円 -8,630円

※単利0.1ロット運用、証拠金50万円で検証しました。

バックテストの結果は、長期16年はプラス、リリース後はマイナス成績でした。

では、ReTypeを詳しく見て行きましょう。

ReTypeの詳細を確認するテクニカル×仲値×一枚運用×出来るだけ毎日取引×ドル円 | GogoJungle

ReTypeの特徴

取引タイプ 通貨ペア 時間足
デイトレード USDJPY 5M
最大ポジション リリース日 価格
1 2022年08月05日 30,000円

ReTypeはUSDJPY専用のデイトレEAで、仲値の考え方にテクニカル分析を加えたEAのようです。

最大ポジションは1つのみです。

デフォルトは複利機能がON(True)、ロット数が0.01で、最低推奨証拠金は10,000円となっていますが、バックテストでは証拠金50万円、単利0.1ロットで検証しています。

GogoJungleでの公開成績

収益 667,675円 収益率(全期間) 7.59%
プロフィットファクター 0.98 勝率 54.55% (486/891)
初期ロット数 1.0ロット 最大ポジション数 1
リスクリターン率 0.19 最大ドローダウン 27.84% (3,525,780円)
平均利益 63,890円 最大利益 367,600円
平均損失 -78,616円 最大損失 -327,200円

ReTypeは公開成績を見ると、後半に利益をあげてきたところに大きなドローダウンが発生しているようです。

初期設定で複利機能がONのため、ロット数が大きく平均利益や損失も大きくなっているようです。

月次分析(月間の損益)


月次分析を見ると、2024年は3月、4月に大きくマイナスになっています。


2023年は2月に大きなマイナスが発生しています。2022年は9月以外はプラスで、かなり利益が出ています。

月間の取引回数

月間の取引回数は1ヶ月に30回前後です。

れんみぃさんの他のEA

れんみぃさんはReType以外にもEAをリリースしています。

ほかにも検証していますので、参考にしてください。

関連ページ

2007年~のバックテスト結果

ゲムゲム

ここからは私が実際にTDSを使ってバックテストを行った結果を紹介して行きます。

スプレッド補正

基準値 TDS 補正値
USDJPY 1.60pips 0.59pips 1.01pips

スプレッドが広めの業者のスタンダード口座に合わせて検証しています。

(スプレッドが狭い業者を使うと、成績が良くなります)

変動スプレッドON、スリッページONにして、できるだけリアルに近い環境でテストしています。

収益 +1,619,608円 収益率(全期間) +323.9%
初期証拠金 500,000円 勝率 59.77%
プロフィットファクター 1.28 最大保有ポジション 1
最大ドローダウン 164,677円(7.26%) リスクリターン率 9.84
平均利益 1,718円 最大利益 44,950円
平均損失 -1,988円 最大損失 -9,200円

ReTypeは過去16年で+161.9万円の収益でした。

全体的に安定した動きになっています。

成績の推移とドローダウン


補足説明
  • メイングラフの薄い赤色部分:停滞期間
  • 下方の赤色のグラフ:ドローダウン(山が大きいとドローダウンが大きい)
  • 一番下の青いグラフ:VIX指数
  • ReTypeをQuantAnalyzerで見てみると、2020年後半~2021年が少し停滞していますが全体的に右肩上がりです。

    年次・月次の成績・損益グラフ


    QuantAnalyzerを使った年次・月次の成績となります。

    2023年、2024年がマイナスの成績ですが、それ以外はプラスで安定しています。

    直近の月次損益グラフ

    2024年

    2024年は今のところ年トータルでマイナスです。

    2023年

    2023年は全体的にマイナス成績となっています。

    2022年

    2022年はマイナスの月が1月、9月とありますが、プラスの月の利益が大きいため、年トータルで収益を伸ばしています。

    2021年

    2021年も同様にマイナスの月がありますが、トータルでプラスになっています。

    2020年

    2020年は3月に大きく利益を伸ばしていて、ほかの月の損失も抑えられているのでトータルでプラスです。

    リリース後のバックテスト結果

    ReTypeのリリース後のバックテスト結果(≒フォワード結果)は以下のようになりました。

    「バックテスト結果とフォワードテスト結果が違いないか」、「過去データに最適化し過ぎていないか」など参考にしてください。

    収益 -82,621円 収益率(全期間) -16.6%
    初期証拠金 500,000円 勝率 54.47%
    プロフィットファクター 0.93 最大保有ポジション 1
    最大ドローダウン 162,695円(28.84%) リスクリターン率 -0.51
    平均利益 2,159円 最大利益 13,920円
    平均損失 -2,792円 最大損失 -8,630円

    2022年8月5日のリリース日以降のバックテスト結果は、-8.2万円とマイナスになっています。

    まとめ

    過去16年
    2007.1~2024.9
    リリース後
    2022.8~2024.9
    収益 +1,619,608円 -82,621円
    収益率 +323.9% -16.6%
    勝率 59.77% 54.47%
    PF 1.28 0.93
    最大ドローダウン 164,677円(7.26%) 162,695円(28.84%)
    リスクリターン率 9.84 -0.51
    平均利益 1,718円 2,159円
    最大利益 44,950円 13,920円
    平均損失 -1,988円 -2,792円
    最大損失 -9,200円 -8,630円

    ※単利0.1ロット運用、証拠金50万円で検証しました。

    ゲムゲム

    ReTypeの成績はリリース後はマイナスでした。

    GogoJungleのReTypeのバックテストをしてきました。過去16年はプラス、リリース後はマイナスでした。

    ぜひ参考にしてください。

    ReTypeの詳細を確認するテクニカル×仲値×一枚運用×出来るだけ毎日取引×ドル円 | GogoJungle

    3 COMMENTS

    太郎

    ReType気になってたEAなので非常に参考になりました。
    質問なのですが、
    TDSを持っていないので基準値・補正値がよくわからなかったのですが記事内のバックテストはスプレッド16程度を想定したものでしょうか?
    「スプレッドが広めの業者のスタンダード口座に合わせて検証しています。」とありますが、XMやHFMのスタンダード口座レベルのスプレッド20~25?あたりでも運用できそうでしょうか?
    すみません、教えていただけると助かります。

    返信する
    ゲムゲム

    ご連絡ありがとうございます。

    そうですね、1.6pipsを想定してTDSで補正をかけています。
    2.0~2.5pipsのスプレッドについては、バックテストをしてみないと分かりませんが、
    一般的には仲値EAはスプレッドの影響はそこまで大きく出ないかと思います。

    返信する

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA