ロンドンは午前7時のEA検証結果

ゲムゲム

今回は ロンドンは午前7時を検証して行きたいと思います。
ぜひEAを使うかどうかの参考にしてください。

GogoJungleの有料EA「 ロンドンは午前7時」をTDS(Tick Data Suite)を使ってバックテストを行ったので、結果を紹介して行きます。

実際のトレードと近くなるように、変動スプレッド、スリッページ機能を付け、スプレッドも平均的なスプレッドになるように補正しています。

ロンドンは午前7時は「ロンドン時間の7時頃」にエントリーする逆張りEAですが、成績はどうなのでしょうか。

当サイトでバックテストを行なった結果がコチラです。

更新日2023年6月30日

過去16年
2017.1~2023.6
リリース後
2019.4~2023.6
収益 -23,433円 -75,375円
収益率 -4.7% -15.1%
勝率 56.90% 62.68%
PF 0.99 0.91
最大ドローダウン 171,211円(33.81%) 133,886円(24.59%)
リスクリターン率 -0.14 -0.56
平均利益 1,889円 1,314円
最大利益 20,094円 7,199円
平均損失 -2,512円 -2,438円
最大損失 -9,962円 -8,560円

※0.1ロット運用、証拠金50万円で検証しました。

バックテストの結果は、過去16年はプラス成績ですが、リリース後は大きなマイナスとなっています。

では、 ロンドンは午前7時を詳しく見て行きましょう。

ロンドンは午前7時の詳細を確認する早朝の欧州時間で東京時間の高値安値を否定する習性を狙ったユーロ/ドルの逆張りスキャルピング | GogoJungle

ロンドンは午前7時の特徴

取引タイプ 通貨ペア 時間足
スキャルピング EURUSD 5M
最大ポジション リリース日 価格
1 2019年4月23日 19,800円

ロンドンは午前7時はロンドン時間朝7時(日本時間 冬16時、夏15時)付近で高値、安値付近の逆方向にエントリーするEURUSD専用のEAです。

保有ポジションは1つのみです。

ロンドンは午前7時のユーザーマニュアルを見ると、想定しているスプレッドが0.4pipsでかなり狭いため、できるだけスプレッドの狭い業者を使うようにしましょう。

今回はGEMFOREXのスプレッド(1.68pips)を想定してバックテストしたので、結果に影響しているようです。

GogoJungleでの公開成績

収益 +34,358円 収益率(全期間) +15.65%
プロフィットファクター 1.05 勝率 64.46% (517/802)
初期ロット数 0.1ロット 最大ポジション数 1
リスクリターン率 0.46 最大ドローダウン 24.38% (75,117円)
平均利益 1,284円 最大利益 5,225円
平均損失 -2,208円 最大損失 -7,793円

ロンドンは午前7時は公開成績を見ると、リリース後しばらくは良い成績でしたが、そこからかなり悪くなっています。

相場が変わってしまったのがあるかもしれませんが、今は対応できていないようです。

月次分析(月間の損益)



月次分析を見ると、マイナス結果になる月が多いようです。

月間の取引回数

月間の取引回数は15回~18回ほどありました。取引回数は多めです。

まねきねこさんの他のEA

まねきねこさんは他にも複数のEAをリリースしていて、「東京仲値」は大きく利益を上げています。

またの機会に検証してみようと思います。

2007年~のバックテスト結果

ゲムゲム

ここからは私が実際にTDSを使ってバックテストを行った結果を紹介して行きます。

スプレッド補正

  XM TDS 補正値
EURUSD 1.76pips 0.38pips 4.63倍

スプレッドはXMに合わせて補正をして検証しています。

(XMよりもスプレッドが狭い業者を使うと、成績が良くなります)

変動スプレッドON、スリッページONにして、できるだけリアルに近い環境でテストしています。

収益 -23,433円 収益率(全期間) -4.7%
初期証拠金 500,000円 勝率 56.90%
プロフィットファクター 0.99 最大保有ポジション 1
最大ドローダウン 171,211円(33.81%) リスクリターン率 -0.14
平均利益 1,889円 最大利益 20,094円
平均損失 -2,512円 最大損失 -9,962円

ロンドンは午前7時は過去16年で+18.8万円の収益でした。

近年はかなりのマイナスになっています。

成績の推移とドローダウン


補足説明
  • メイングラフの薄い赤色部分:停滞期間
  • 下方の赤色のグラフ:ドローダウン(山が大きいとドローダウンが大きい)
  • 一番下の青いグラフ:VIX指数
  • ロンドンは午前7時をQuantAnalyzerで見てみると、成績を落としている時期が結構長いです。

    リリースされたのが2019年4月なので、リリース後はあまり成果を上げてなさそうです。

    年次・月次の成績・損益グラフ

    QuantAnalyzerを使った年次・月次の成績となります。

    2021年、2022年は大きなマイナスになっています。

    直近の月次損益グラフ

    2023年

    2023年は今のところ年トータルでマイナスです。
    2022年

    2022年はプラスの月が4ヶ月のみで、大きくマイナスになっている月もあります。

    2021年

    2021年はプラスよりもマイナスの方が大きいです。

    11月はかなり大きなマイナスとなっています。

    2020年

    2020年はプラスの成績となっていますが、マイナスになっている月が5回あり、ムラが多いのが分かります。

    リリース後のバックテスト結果

    ロンドンは午前7時のリリース後のバックテスト結果(≒フォワード結果)は以下のようになりました。

    「バックテスト結果とフォワードテスト結果が違いないか」、「過去データに最適化し過ぎていないか」など参考にしてください。

    収益 -75,375円 収益率(全期間) -15.1%
    初期証拠金 500,000円 勝率 62.68%
    プロフィットファクター 0.91 最大保有ポジション 1
    最大ドローダウン 133,886円(24.59%) リスクリターン率 -0.56
    平均利益 1,314円 最大利益 7,199円
    平均損失 -2,438円 最大損失 -8,560円

    ロンドンは午前7時のリリース後の成績はマイナスとなりました。

    右肩下がりで資産を減らす状況になっています。

    まとめ

    過去16年
    2017.1~2023.6
    リリース後
    2019.4~2023.6
    収益 -23,433円 -75,375円
    収益率 -4.7% -15.1%
    勝率 56.90% 62.68%
    PF 0.99 0.91
    最大ドローダウン 171,211円(33.81%) 133,886円(24.59%)
    リスクリターン率 -0.14 -0.56
    平均利益 1,889円 1,314円
    最大利益 20,094円 7,199円
    平均損失 -2,512円 -2,438円
    最大損失 -9,962円 -8,560円

    ※0.1ロット運用、証拠金50万円で検証しました。

    ゲムゲム

    ロンドンは午前7時は今の相場観には合っていないようです。

    GogoJungleの ロンドンは午前7時のバックテストをしてきました。

    2021年、2022年は大きなマイナスになっていて、今の相場には合っていないようです。

    あまり対応力の高くないEAのようなので、他のEAを使う方が良いでしょう。

    ロンドンは午前7時の詳細を確認する早朝の欧州時間で東京時間の高値安値を否定する習性を狙ったユーロ/ドルの逆張りスキャルピング | GogoJungle

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